もう卒業だし最後だからって保健室に行ったら保健の先生居眠りしてるし。白衣が光を反射して眩しいし、長い睫毛とあどけない唇が可愛いとか、そんな事を思っていたら止まらなくて。
「あああっあっあああっあっ」
「大きい声出したらみんな来ちゃうよ、先生」
喘いでる先生可愛い。カーテンは閉めて、ドアにも中から鍵をかけた。もちろん巡回中の掛札にしたし。それでも人が来てしまうかもと焦ったらしい先生は口を噤んで、真っ赤な顔を更に赤くした。
「んううっんっふっうううっ」
唇噛みしめて頭を横に振る。それに合わせて勃ち上がったちんこも横に揺れた。先端からはみ出ている持ち手が重りとなって、振り子の原理で揺れが続く。
「気持ち良すぎて苦しい?ちんこ萎えないもんね」
「んんんっ抜いてっっあっう、ふっ、ふ、うう」
「嫌だよ、こんな可愛い先生、ずっと見ていたい」
つくづく、意地悪になってしまう。どうして好きな子を虐めてしまうんだろう。嫌がって悶えて喘ぐ顔が、こんなに可愛いのが悪い。
先生の座っていた回転椅子の脚に足を縛り付け、手は背中側で拘束した。白衣もシャツもスラックスもそのままに、ちんこだけを出させているからこの上なく卑猥。
尿道には尿道用の細長いバイブを挿入した。振動が前立腺さえも揺さぶるらしく、隙間から透明な液がどぷどぷ溢れている。それが垂れてスラックスを濡らし、まるでお漏らししているよう。
「先生気持ちいいんだろ、抜いたらイっちゃうかも」
「あひぃっいいっやあ、っあ」
バイブを半回転させると喉を晒して仰け反り喘ぐ。空を仰いで見開いた目からぽろぽろと涙が溢れた。
「先生イっちゃった?」
腹筋を撫でると、小さく開いた口からただの呼吸と喘ぎの合間くらいの声が溢れる。時折跳ね上がる声がいやらしさを感じさせた。
「そんなに気持ち良かった?じゃあもっとしてあげる」
「っああ"あ"」
強すぎる快感は拷問だ。竿をゆるく握り、バイブの振動を強めるとガタガタと揺れて逃げようとする。あまり暴れられると倒れてしまうから、先生の太ももに跨って座る。そこからの眺めは悪くない。
「足痛くない?叫んだら人が来ちゃう。ほら、俺を噛んでいいよ」
右手でちんことバイブを押さえたまま、左手で先生の頭を俺の肩に寄りかからせる。
「うううっうううう」
「ほら、先生」
「ううっ」
「ふっ……」
最初は顔を埋めて堪えていたけれど、促すと肩に噛み付いた。痛くて股間がジュンと痺れる。もっと強く噛んで欲しくて、胡椒引きみたいにしてバイブを捻ると、肩の肉が引き千切れそうに強く噛まれる。
「は、あっ、やばい、先生」
噛む力が強すぎて、歯を痛めてないだろうか。肩からはきっと血が出ているが、頭にあるのは先生のことばかりだ。
先生に顔を寄せて、うなじに舌を這わせる。先生の首も綺麗だ。チュッと吸い付くけれど、本当は噛み付きたい。もしも吸血鬼同士が恋愛したら、こんな風に愛し合うかもしれない。
「んんんっんんんっ」
鼻から抜ける可愛い喘ぎ声で昂ぶる。竿を強く握ってバイブを小刻みに抜き差しすると、思わぬ快感が先生を襲ったらしい。入り口で溢れたカウパーが泡になっている。
「先生ちんこ気持ちいい?イっていいよ」
「んんんっふぐううううっ」
「うあっ」
尿道バイブをギリギリまで引き抜くと射精してイったんだろう。だけどまた深くまでバイブが突き刺さるから、精液が押し戻される。肩に強く噛み付いたのは快感と、イかせろっていう主張も篭っているかもしれない。
「先生、ほら、ちんこ萎えないから何回でもイける。ほら、ほら」
「んんんっあああっもっあっくうううっ」
何度も引き抜いては奥まで突き刺すと、その度イっているらしい。身体がビクビク震えて硬直して、それから弛緩して、次の快感でまた震えて。忘れられないくらい気持ち良くしてあげたいから、バイブを動かす手が止まらない。
「はあああっもうやだっあ、あっひっ、やめて、やめろっやめろっ」
先生は俯いて、鎖骨のあたりを頭で押し返してくる。手元が良く見えなくて危ないから、深く刺したまま横に捻った。
「ああああ」
「先生」
耳にキスする。上を向いてくれたら唇にキスが出来るのに。でも、いざとなったら恥ずかしくて出来ないかもしれない。
好きだってうまく口に出来ない。きっと鼻で笑われるに違いない。
「先生、」
好きだ。続きを口に出来ないまま、何度も途切れる。先生の意識も、そこで途切れた。
終わり