床一面の青いビニールシートが目に痛い。
それでもこれからすることを考えると、興奮せずにはいられない。
「こんばんは、いつもありがとうございます。今日は、前回僕の中で早くイきすぎた柿狗くんの罰ゲームです。柿狗くんのお尻の穴を開発したいと思います」
コメントを読み上げる機械音の歓声に僕は笑みを湛える。
柿狗くんの人気ってすごい。
「僕の時はちゃちゃっと裏でやりましたが、柿狗くんはゆっくりやっていきたいと思います。まずは直腸の洗浄から。今から浣腸を入れるよー」
画面に映るように、柿狗くんに見えるように、イチジク浣腸を上に掲げる。
柿狗くんは見開いた目を潤ませた。
今日も口の中に僕のパンツを入れ、ガムテープで塞いである。いつも生放送が終わって柿狗くんの唾液でびしょ濡れになったパンツを履いて帰るのが楽しみ。
僕の家に帰るまで、柿狗くんとの生放送を何度も反芻するみたいに思い出すんだ。
今回は柿狗くんの腕を椅子の後ろに固定して、少し体を逸らす形にしてある。
いつも通りM字開脚だけれど、体勢を変えたおかげで柿狗くんのおちん○んはもちろん、お尻の穴まで丸見えだった。
これからうんちを撒き散らす(予定)のお尻の穴は、ひくひくと不安げに開いたり閉じたりした。
このお尻の穴を何もせず3時間くらい眺めてても飽きる気がしないし、10分に1回舐めるくらいの刺激を柿狗くんが気が狂うまでしてあげたいけれど、今は時間の限られた生放送。
用意したイチジク浣腸の先を穴にそっと挿入、ちゅっと注入。をもう一度繰り返す。
浣腸が冷たかったのか、柿狗くんの不快げな呻き声が聞こえた。
「今柿狗くんの中には二つの浣腸、朝から溜め込んだ膀胱いっぱいのおしっこ、さっき内緒でお水と飲ませた利尿剤が入ってます。ちなみに、今日柿狗くんはうんちもしてませんよー」
コメントが下品な言葉で柿狗くんを煽ったが、顔を青くさせた柿狗くんの耳には届かないようだ。
利尿剤の事は教えていなかったから、それがショックなんだろう。
「浣腸を使用した場合、通常5分くらいは我慢しないと薬の効果が出ないと言われてます。なので今回は、その倍、10分間柿狗くんに耐えてもらいます。じゃ、今からね」
僕は既に漏らしてしまいそうな柿狗くんに背を向け、カメラに映らないよう気をつけながらパソコンを少しいじる。
この生放送には視聴者からの投票を行う機能がついている。
画面には、
1、両方我慢できる
2、おしっこを先に漏らす
3、うんちを先に漏らす
4、両方一緒に漏らす
の4択が表示されていた。
「では視聴者のみなさんに予想してもらいましょう。柿狗くんは10分間、おしっこもうんちも漏らすのを我慢できるか、おしっこを先に漏らす、あるいはうんちを先に漏らす、はたまた両方いっぺんに漏らしてしまうか」
僕が説明するでもなく、視聴者は投票をした。
みるみる間に票が入っていく。
柿狗くんを窺うと、身体中に力が入っていて、必死に耐えているようだった。
お尻の穴は堅く窄み、おしっこを堪えるおちん○んは少し固くなって震えている。
少し触ったら弾けて全部撒き散らしそうな身体をいじめてあげたいけれど、羞恥に顔を真っ赤に染めた柿狗くんが泣きながら糞尿を撒き散らす様を見たいから、僕は自分を抑えた。
「投票を打ち切りまーす。結果は…と、おお、やっぱりみなさんも、柿狗くんが両方漏らすのを見たいですよね」
結果は一目瞭然だった。
1から3にも票は入っていたが、圧倒的に「両方漏らす」4への票が多かった。
でも1の「両方我慢する」にも票が入っていたのは意外。
コメントにも同じ事を思った人がいて、それに答えるように、コメントが流れる。「柿狗くんが我慢できればまた鬼ピーの罰ゲームが見られるんでしょ」という、まあ少なくとも僕に興味を持って貰えた、という事かな。
鬼ピーというのは、生放送で名乗らない僕に視聴者が勝手につけた名前のようなものだ。
よく音声合成ソフトを使用した音楽動画には、その音楽の特徴とプロデューサーという意味のPを付けたP名が付けられ、なんとかPと呼ばれている。
僕の場合は、鬼畜の鬼と、プロデューサーではないが影から企画を操るところ、また伏せ字のピー音をもじって、鬼ピーと呼ぶようになったらしい。
「そうですね、もし柿狗くんが両方我慢できるようなら僕が罰ゲーム。でもどちらか一方でも漏らしたら柿狗くんが罰ゲームです。少し卑怯かもしれませんが、でもどちらかが漏れてしまえば、身体の力が抜けてもう一方も漏れてしまうのが必然ですからね」
コメントにはそれなら仕方ないと納得の声が上がっている。寛大な心の視聴者には感謝だ。
柿狗くんを見ると、浣腸が効いてきたのか苦しそうな呻き声を上げている。
「浣腸が効いてきたみたい。僕にも聞こえるくらい、柿狗くんのお腹ぐるぐる言ってるよ。視聴者さんにも聞こえてるかな……?」
一応ピンマイクを向けてみるが、視聴者にはヘッドホンをして辛うじて聞こえるぐらいのようらしい。
でももうちょっとしたら、もっとぐるぐる音が強くなるだろうな。
「柿狗くんのお腹張ってますね。おしっこもうんちもいっぱいですからねー。柿狗くん頑張って我慢してるなあ」
自然にくる苦しさではなく、薬による強制的な苦しさだから、柿狗くんは相当辛そう。
浣腸に至っては2つ入れたから、普通の2倍以上効いているだろう。
しかも柿狗くんはニートの引きこもりだから、トイレに行きたくなったら好きな時に行ける。我慢なんてする必要もない。
うんちがしたくてしたくてたまらないのに我慢するなんて、初めてだろうな。
それでも意外と堪えている柿狗くんは、目を固くつむり、呻きを上げてなんとか耐えている。
緊張しきった柿狗くんの尿道とお尻の穴に棒を突っ込み、ぐちゃぐちゃにかき混ぜてあげたい。
ぐちゃぐちゃにして柿狗くんの頭の中もぐしゃぐしゃになったころ、棒を引き抜いてぐちゃぐちゃの汚物を吐き出すんだ。
その気持ち良さに柿狗くんはきっとイってしまう。
いつか、そんな僕の妄想を全て叶えるまで、僕は生放送を辞めないだろう。
「うう……んっ……んんん……」
いよいよ声が大きくなって、柿狗くんの限界がくる。
僕はあえて残り時間を教えてあげない。
きっと柿狗くんにはこの数分が、何時間にも感じられていることだろう。
ふと目を開けた柿狗くんと目が合う。
縋るような目に、にこりと微笑みを送ると、柿狗くんは涙を流した。
しょろ……じょろじょろじょろじょろ……。
長い排尿が始まり、追ってお尻の穴の緊張も解かれた。茶色の塊が静かに柿狗くんのお尻の穴を押し開き、ゆっくりと顔を出す。
浣腸液でぬらぬらと濡れた一本糞は、そのままビニールシートにどさりと落ちた。
おしっこはうんちの少し先で溜まりをつくり、少しずつ量を減らして、最後の一滴が出し切られる。
「6分42秒。頑張ったね、柿狗くん。でも次回は罰ゲームです」
僕が告げると、コメントは歓喜に沸いた。
「ちなみに、おしっこを漏らし始めた柿狗くんは、でっかい一本グソをしてくれました。おしっこはもう止まったけど、うんちはまだ出るみたい。次のうんちが顔を出しています」
まだ放送終了までに時間があったので、柿狗くんの排泄実況に移行する。
柿狗くんは涙を流しながら、気持ち良さそうにうんちをしていた。
「いっぱい我慢した後に出すのって気持ちいいですよねー。今日柿狗くんはいっぱい我慢したから、しばらくうんちやおしっこするたびに今日のことを思い出して、気持ち良くなってしまうかもしれないですねえ」
柿狗くんが僕を睨んだ。
まるで野良猫が威嚇しているようなものだから、僕には愛しくてたまらない。
それに、むりむりと目の前でうんちを放り出されたら、柿狗くんに微笑んであげるしかない。
「そろそろお時間のようですね。それではまた、次回は柿狗くんの罰ゲームです」
僕が柿狗くんのおちん○んを優しく握ってあげると、柿狗くんの身体が跳ねた。
気持ち良くて勃起しているそれを撫でてあげる。
うんちをしながら射精してしまったら、それこそ暫く忘れられなくなるだろうね。
終わり