排泄管理は巣是がしているため、曽達は尿意を感じると巣是に悟られまいとした。どちらにしろ、トイレに行くことは叶わない。
曽達がソワソワと目に見えて尿意を堪える頃、巣是が声をかける。
「そこですれば?」
そんなばかな、曽達は目を見開く。
「だって……」
ここはファミレスで、周りには客がいる。そんな平然と漏らすほど、曽達は開き直れない。
ばしゃっ。
「っ……」
コップ一杯の水を頭にかけられ、曽達は身体を強張らせる。
「ほら、濡らしてやったから、しろよ」
とても失禁を隠すには少ない水の滴り。
曽達はパンツがぐっしょりと重たくなるのを感じ、涙を落とした。
終わり