2015/5/7

 便器の前に曽達が立ち、その後ろに巣是が身体を密着させる。曽達はさっきから、ズボンの外に放り出された性器を、巣是に延々扱かれていた。
 射精するには程遠く、感じないには無視出来ない刺激を2時間もの間続けられて、性器の先端からはいやらしい汁が垂れ落ちた。
 焦らしに焦らされ、曽達はすすり泣いている。
「も……やめて……」
 一往復に30秒程かけて擦る巣是の右手に手を重ねても、止める事は出来ない。口で言っても、少しだけ強く握られれば声が上擦って誘っているようだった。
「小便、しろよ。イったみたいになれるかもな」
 耳元で囁かれて、ぞくりとする。曽達は目をつぶり、下腹に力を入れた。
「んっ……」
 しょろっ、しょろしょろっ……。
「んああっ、や」
 始まった放尿を妨げる、巣是の指が尿道口を指の腹で撫でた。尿が飛び散り、完全に塞がれたり開放されて、痛みと甘美な快楽に曽達が声を上げた。
 ようやく放尿が終わった頃には、完全に勃起した性器から巣是は手を離した。

終わり