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 今日は学校だけれど、それだけが早起きの理由ではない。午前5時過ぎ、まだ寝ている入くんを揺り起こす。
「んん……」
 起きる気配がないので、僕はそのまま作業に入ることにした。
 昨日、バスローブは入くんが汚してしまったから一糸まとわぬ姿で眠っている。うつ伏せにさせ、太ももを跨いでお尻を割り開く。尻肉を揉むと少し気持ちよさそうに呻いた。
 剥き出した穴に舌を這わせたりにおいを嗅いでしまうのは、動物の習性だと思う。まだ昨日のお酢の強烈な臭いが残っている気がした。
 つぷん、と浣腸を差し、中身を注入する。冷たさに入くんの身体がぴくんと揺れた。それから漏れ出てしまわないよう、ティッシュを数回折って穴にあてがう。
 便意が増したらさすがに起きるだろう。
 手持ち無沙汰になった僕は入くんの玉に手を伸ばした。果実のように実って下がる玉がなんとも可愛らしい。手のひらで揉んだり指で潰したりすると、流石に目覚めたらしい。
「あ、あっ、あっ」
 入くんは腰だけ上げて、いやらしく淫らに踊った。
「せんせっ……朝からなにしてんだよ」
「今日は学校だから、出かける前に直腸洗浄しておこうと思って」
「な?!に、当たり前みたいに言ってんだよ……んっん」
 穴を押さえるティッシュをグリグリ押し込むと気付いたらしい。自分がどんなに恥ずかしい格好をしているのか、入くんは顔を赤くした。
「入くん、うんちしたかったらここに出して」
「なんでだよ?はあ?トイレ、トイレ行かせろよ……!」
 カタン、ベッド傍に大きめのゴミ箱を用意すると、入くんは僕とゴミ箱とに視線を交互させる。
「あんまり自由にしてあげられなくて、ごめんね」
 僕は入くんが気兼ねなく排泄出来るよう、部屋を空けた。5分ほど待ってから朝食を手に部屋に戻ると、ゴミ箱の上に座る入くんの姿があった。
 臭いはなく、どうやらまだ出来ていなかったらしい。
「緊張で出ない?」
「はあ……もうやだ、トイレ行かせろよ」
 ゴミ箱にする事に抵抗があるようだ。けれど時間もそろそろ迫ってくるし、急いでもらうしかない。
「仕方ないか。ご飯も食べて欲しいから、食べながら出しちゃおう」
「は?なに?……っん、や、めおっよ」
 僕は入くんの顎を掴んで開かせ、そこにおにぎりをねじ込む。
「よく噛んで食べて」
 僕が言うと仕方なさそうにもぐもぐと咀嚼を始める。拘束された両手でおにぎりを掴んで食べる様子は、小動物のようだった。
 それから僕はゴミ箱の前側から手を入れ、入くんのお尻の穴を指で撫でた。張り付いたティッシュがゴミ箱に落ちる。
「んっぐ、や、めろよ」
「時間ないから食べながら出して」
 おにぎりを手放そうとする入くんの、口を塞ぐように手で覆いながら、もう片手で穴の周りを揉みほぐす。穴を二本指で開くと、ピュッと腸液や浣腸液の混じった物が吹き出た。
 後は時間の問題だが、穴を解していた手を抜きさり、今度は入くんの腹を掌底でゆっくり押していく。
「ンンッん、んっっ」
 本来食事と排泄は別に行うことであり、それを強制され一緒に行うことに嫌悪感を持つのは当然だった。
 食べているのか、出しているのか、入くんはおにぎりをごくんと飲み込みながら、汚い音を立てて排泄を始めた。
「おしっこもしておいた方がいいよ。トイレには行かせてあげられないから」
 僕が言うと、少し間をおいてからしょろしょろと排尿しだす。いつの間にこんなに従順になったのか。入くんの頭を撫でて褒めると、もう食べたくないと言った。
 お尻を拭い、汚物はトイレに捨てた。

 入くんをベッドにうつ伏せにさせて、クッションを腹の下に敷いて尻だけを上げさせる。
 イチジク浣腸と数回のシャワー浣腸を繰り返したから、穴の淵は赤くにわかに腫れていた。
 尻肉を割り開き、そっと舌で触れると入くんは身体をビクンと跳ねさせる。それから穴のまわりをくるくる円を描いてなぞり、中心の窄まりに舌をねじ込む。
「あ……っふ……」
 入くんの押しこらえた声が聞こえた。もっと感じて欲しくて舌をぬぷぬぷ抜き差しすると、尻にきゅっと力が入る。
「んっん……んん……」
 穴の淵を指で押し開きながら、より深く広く舌で舐める。ただの汚い穴も、入くんのなら甘さすら感じそうだった。
 次第に夢中になった僕は、これでもかと舌をねじ込み、穴に食らいついて、強く吸い上げる。
 じゅぶちゅじゅるるるるっ。
「ひいっいんっあっっあ、はあ、はあっあ、はあっ」
 背中をたわませてビクッビクッと身体が震える。穴も痙攣したようにひくひくわななき、舌を締める。
「アナル舐められてイきそう?」
「んん、さわ……っな」
 腹の方に手を伸ばすと、溢れ出た我慢汁がクッションにまで染みてヌルヌルの性器に触れる。
 数回扱くと嬉しそうに鳴いたけれど、イく前に手を離した。
「そろそろ学校に行かないといけないから」
 僕は用意していたエネマグラにローションをかけ、入くんの柔らかく解れた穴に挿し込む。入くんの穴は素直に飲み込み締め付けた。
「なんだよ、これ……」
 異物感に尻を振る入くんは可愛らしい。
「トイレはどうしようもないから、今日はオムツはかせてあげる」
「や、めろよそんなんっ赤ん坊じゃないんだから」
 大人用のオムツをはかせようとすると入くんは嫌がった。
「じゃあベッドにそのまま垂れ流す?その方がよっぽど赤ちゃんだ」
 僕が言うと入くんは耳まで真っ赤にさせた。ベッドの上で何度も漏らした、入くんは赤ちゃんだったという事を思い知ったようだ。
「もちろん帰ったらトイレに行かせてあげるけど、我慢はよくないから」
 しおらしくなった入くんにオムツをはかせ、出る支度をする。
 入くんに首輪をつけ、そこに短めの鎖で繋がった手錠を手にかける。それから首輪の後ろ側をベッドの上側に鎖で繋いだ。
 それから足を膝で曲げた状態で拘束し、足枷を付けてベッドの横側に鎖で繋ぐ。
 ベッドの上で膝を立てM字開脚した入るくんは、どうあがいても手を胸の辺りから下へは届かないように拘束した。その意味を、入くんは後で知ることになる。
「行ってくるね、入くん」
 頬にキスをすると入くんは舌打ちをした。帰る頃には、とろとろに可愛くなっていてもいいし、今のままでも構わない。
 とにかく楽しみだった。


「なにか進展はあったんですか」
「○×川で蒼山くんの持ち物が見つかったとか」
「それでなにか手がかりは」
「携帯電話が見つかったそうですけど……」


 5月2日の学校に行く前、河川敷の下流で入くんの荷物を川に捨てた。その川は県境にあり、県警は県を越えての捜査はしないはずだ。しかし、どうやら釣りに来ていた人に釣り上げられたそうだ。
 鞄には持ち主のわかるものはなく、唯一電源の入らない携帯が見つかった。
 データの復元には成功したらしいが、内容についてはなんの話も出ていない。その理由を、僕は知っていた。
 彼の携帯のデータは初期化され、残っているのは数枚の画像。入くんの寝ている隙に、拘束した姿をあらゆる角度から撮影したもので、全身図から局部の接写など、実に芸術的な作品に仕上がっていたと思う。
 警察は知った筈だ。入くんがどんな状況にあるのか。

「尸先生、心配ですか」
「ええ……大事な生徒ですから」
「事情聴取だなんて嫌ですねえ」
「まあ、仕方のないことです」

 この日、授業は取り止められ、朝から全校集会が行われた。入くんが行方不明になったこと、防犯・防衛について、なにか心当たりがある人は情報を出して欲しい。
 それが終わると、保護者が来られる者は保護者の迎えつきで全員を帰宅させた。校門には警察も数人立っている。
 この、終わりの見えない行方不明事件は世間からも注目を浴びており、マスコミの不必要な取材を追い払う意味もあった。
 生徒を帰すと交代で教師陣への事情聴取が始まる。事情聴取とは言え、目撃証言を集めるのが主だったものだ。
 まるで疑われているみたいですね、とみんなが零していたが、それで入くんが見つかるなら協力は惜しまない。

 僕はまた、僕の家にいる入くんと、みんなが探している入くんとの乖離を感じていた。



「うああああっくうっひいっいいっあ、っあ、んんんっん」
 家に帰ると期待していた呻き声が耳に入る。家を出てから12時間以上が経っていて、入くんはどれくらい叫び続けていたのか、声は枯れていた。
「ただいま、ごめんね遅くなって」
「あああっんーー、んーーっっあっ、はあはあはあ、っあ、あ、」
 寝室に入ると、入くんは顔を真っ赤にしてベッドの上で悶えていた。全身に力が入って、拘束する鎖を外したいのかガシャガシャと音を立てている。あるいは触れられないそこに触れようと、腰を上げたり下げたりしている。
「我慢しないでいいって言ったけど、おしっこ我慢したんだね」
 そっとオムツの上から触れると、ぬるぬるとしているがおしっこ自体はしていないようだ。
「かわいそうに、つらいよね」
「ああっ……っあ、っあ、」
 入くんは泣きながら僕に縋り付く。彼はどれくらいの間、この快楽に襲われていたのか。録画していたカメラを止め、スクリーンに流す。1.2倍速にした彼は、少しずつよがり狂っていった。

 エネマグラは前立腺を責める性具だった。腸蠕動によって前立腺を圧するエネマグラからの刺激は優しくも残酷だった。
 スクリーンに映る入くんも、最初はただの異物感に居心地が悪そうにしている。異変が出始めるのは、彼が尿意を感じてからだった。
 我慢しなければいいのに。
 彼が尿意を堪えることにより、下腹に力が入る。きゅっと押さえつけられた筋肉は胎内の性具を動かした。
 エネマグラによってじんわりと前立腺を刺激される入くん。身体の力を抜くことも出来ず、強くなる尿意を堪えながら、前立腺を延々優しく刺激され、次第に彼は声を上げ始める。
 ペニスを触ろうとしたのか、エネマグラを抜こうとしたのか、下半身に手を伸ばそうにも届かない。
 苛立った声で怒鳴っても快感は強くなるばかりだった。入くんは何度も身体を強張らせ、ビクビクと震える。ドライで何度もイったようで、そのたびに涙を流しながら、強まる快感に嗚咽をこぼす。
 終わらない責めに耐えかねて、それでも止まることがない。

「エネマグラ、抜いてあげるから」
 オムツの後ろ側をずらして、取っ手のようなそれを引き抜く。ぬるんとそれが抜ける事にすら、入くんの身体は喜ぶように震えた。
「きっと、今はなにをしても気持ちいいだろうね」
「あっあっ」
 尻を軽くぽんぽんと叩くと、甘い声をこぼした。入くんは今全身が性感帯になっていて、しかも通常の何倍も快楽を感じている。
 試しに、首輪の鎖を外し脱力した身体を起こして、崩れた正座のようにして座らせる。僕は前に座り、入くんの腰を抱いて、腰をほんの少し上げさせては落とす。
「あっあっ、あ、あ、」
 ベッドに落ちたほんの小さな衝撃さえも快感の入くんは喘ぎ僕にしがみつく。ただ揺すっているだけなのに、まるでセックスだった。

 ヌルヌルのオムツに手を入れ、ペニスをほんの少し扱くと入くんは精液を噴出させた。そこで快楽にも一区切りついたのか、入くんは身体を弛緩させた。
 僕がオムツから手を抜くか抜かないかのタイミングで、ショロショロと音がしだす。ずっと堪えていたおしっこをようやく出来た入くんは殆ど眠っていて、嬉しそうに微笑んだ。