「はあ……は……」
白磁の便器にじょろじょろと小便が当たる。トイレで伊津を立たせ、その後ろから抱き込むように、俺がちんこを支えて放尿させた。
俺の手の中でちんこを震わせて、途切れることのない長い放尿をする伊津がどんな顔をしているのか、見れない事だけが心残りだ。
「ん……」
恥ずかしいのか気持ちいいのか、小さく吐息を零す伊津の首筋に鼻を押し当てる。アンモニアとボディーソープと汗が混ざって、なんともいやらしい匂いだ。
しょろ、しょろ……。
やがて終わりを迎えた放尿に、俺は物足りなさすら感じた。
「出し切った?」
「ん……」
寝起きが一番膀胱に尿が溜まっていて、その上で限界まで飲み物を飲ませたから相当な量だった。勢いの良い尿は便器の中で泡立っている。
「もっと、伊津のちんこの穴がヒクついてるとこ、見たいんだけど」
「もう十分だろ」
「まさか」
俺の行動を察知したのか、逃げようとする身体をがっちり抱きしめ、握ったままのちんこを緩く扱き出す。
「あっあっあ」
喘ぎながら、伊津の手が俺の腕を掴んだ。小動物のようで愛おしくて、ちんこを握る手に力が入り、伊津の身体がビクビクと跳ねる。まだイってはいないようだ。
「気持ちいい?」
「ん……ん……うるさ……」
カリをくるりとなぞると、空を仰いで悶える。穴はヒクついて、イくのにそう時間もかからなさそうだ。
「んっは、あっあっ」
声が掠れて上擦る。その一瞬の変化が、どうしようもなく堪らなかった。
「ああっ……はあ、はあ」
イって腰砕けになったのか、膝から崩れ落ちるのを俺の腕だけが支えていた。
「便器、伊津の出したのでいっぱいだ」
カラカラとトイレットペーパーを取り、伊津のちんこを優しく拭いてやる。それも便器に放り込み、レバーを引くと水が流れた。
本当は亀頭責めして潮吹きさせようと思っていたけれど、なんとなく満足した俺は、歩けない伊津を横抱きにしてトイレを後にした。すると伊津はきょとんと俺を見つめる。
「どうした?」
「な、なんでもない」
パッと顔を逸らして耳も首も真っ赤にしている。
「やっぱりトイレ戻ろうか」
「いいよ!戻んなくて!」