16拡張

 今日は事前準備から気合いが入るよ。なにせ、柿狗くんのお尻の穴をいよいよ開発するんだから。
 生放送を夜からする計算で、朝から柿狗くんの元へ。
 遅めの朝ごはんを一緒に食べて、お水もたくさん飲ませる。最近柿狗くんは、僕が水を飲ませようとすると生放送を勘繰って、水を飲みたがらない。
 生放送が嫌と言うよりは、おしっこを我慢させられた挙句漏らしてしまうのが嫌みたいだ。これまで我慢系は柿狗くん全敗だもんね。
「今日はおしっこ我慢しなくていいから、お水飲もうよ。ね?」
 僕がそう言うと、柿狗くんは渋々ペットボトルを受け取り、水を飲む。
 柿狗くんのおしっこする姿を見たいのは確かだけれど、水分とった方がうんちも柔らかくなるからね。
とは言っても、どれくらい効果があるのか僕にもよくわからないけれど。
「柿狗くん、ここ座って」
 僕はベッドサイドに腰掛け、脚の間をぽんぽんと叩く。柿狗くんは僕を訝しむ目で見た。
「なんで」
「生放送の準備。ほら、おいで?」
 両手を広げてにっこり微笑むと、ますます不審がる柿狗くん。それでも、渋々僕の脚の間に、背中を向けて座った。
 すっぽりおさまった柿狗くん、猫背気味で肩も内に入っている。そのなで肩は僕の顎がちょうど乗る高さだった。
 僕は柿狗くんのスウェットに指を入れ、パンツと一緒にウエストのところを掴む。
「スウェットとパンツ下ろすよー」
「ううう」
 ずるんと引き抜くように脱がせてあげる。
 少し体が滑って、柿狗くんは僕のお腹に背中を預けるような、ちょっと苦しい体勢になった。
 下半身を丸出しにされた柿狗くんは恥ずかしそうに唸っている。
 可愛いおちん○んをいじり倒したい気持ちを抑えて、僕は用意していた浣腸を柿狗くんのお尻にあてがう。
 柿狗くんは目の前の僕の腕を掴み、「それやだ」とか細い声で言った。前に浣腸を使った時は苦しくてたまらなかったものね。
「大丈夫だよ、こないだは生放送中だったから長めに我慢してもらったけど、今回は準備だから、薬が効くまでの5分間、我慢してもらうだけだし」
「うあ、やだっ……」
 言いながら液体を注入する。
 お尻の中に冷たい液が広がって、少し気持ち悪いみたい。柿狗くんは眉をひそめて顔を横に振る。
「僕が押さえておくからね、じゃあ今から5分間、がんばって」
 二枚重ねのティッシュを小さく折りたたみ、柿狗くんのお尻の穴の上に置いて指で押さえる。
 膝を抱えて仰向けになったような苦しい体勢で、柿狗くん我慢できるかなあ。
 浣腸の効果はすぐに現れる。柿狗くんのお腹はぐるぐると鳴り、お尻に力が入るのか、弾力性に富んだお尻のお肉が僕の指を挟んだ。
「お腹苦しい?」
 ひくひくと筋肉が動く柿狗くんのお腹に手を触れる。
「苦しい……さわんな……」
 僕の手をどかしたいらしく手を重ねてきたが、それ以上力が入らないみたい。弱い力で僕の腕を掴み、まるで縋るようだった。
「もうちょっと我慢しよーね」
 ぐるぐるひくひくお腹が捩れるように動いて、柿狗くんは相当苦しいだろうな。
 薄っすらと脂汗が滲み、柿狗くんの呼吸が小さくなる。息を止めてぐっと堪えているようだ。
「まだ……?」
 目尻に涙を溜めて、苦しそうに聞いてくる柿狗くん。
 浣腸一つでこんなに可愛い柿狗くんを見られるなら、ずっとこんな状態にしておきたくなる。
「もうちょっとだよ」
「ああぐ……ん、は、も、きついぃ……」
 うんちを漏らしてしまいそうな気がするのか、お尻に当てた僕の手に、柿狗くんも指を乗せてきた。
 自分で自分のお尻を押さえる柿狗くん。なんて滑稽なんだろう、足を開きはしたない。
「もうちょっとだからね。今出しちゃったら、また最初からやり直しだよ」
 少し脅しをかけてみると、それはやだと力なく頭を振る。
「ううう……はあ、はあ……んー、まだ?は、あああ……」
 柿狗くんの足が僕の腕を挟んでぎゅっと力が入る。
 少し無駄なお肉のついた足はむにゅっと肉がよれた。ああ、その足で素股してほしい。
 柿狗くんだって内股すりすりされたら気持ち良くなる筈だもの。
 目の前で苦しんでいる柿狗くんをよそに、僕は妄想に耽ってしまった。
 いけない、いけない。目の前の柿狗くんを愛でてから、素股もいつかすればいいのだから。
「うううううっ」
「よし、じゃあおトイレ行こうか」
 僕が言うと柿狗くんの目がきらきら輝く。けれどすぐに腹痛が襲って、早く早くと喘いでいる。
「柿狗くん、これ指で押さえててね。僕がおトイレ連れて行ってあげるから」
 僕が押さえていたティッシュを、柿狗くんの指が引き継ぐ。
 とてもじゃないけどトイレまで歩けそうにないみたいだからね。
 自分と似たような体格の男を抱き上げるのはさすがに大変だ。
 僕は一旦柿狗くんの下から体を引き、ベッドの横に立った。
 こてんと転がり足を上げたままの柿狗くんの姿は、なんと無防備なことか。おちん○んもお尻も丸出しで、腹痛を紛らわそうと頭をベッドに擦り付けている。
 このまま放置して漏らすまで待つのも一興だ。とはいえ、約束したからね。そういうゲームは生放送でしよう。
「よいしょっ、と。もうちょっとだから我慢してね」
 お姫様にするように抱っこすると、体勢が変わってお腹が圧迫されたみたい。
 思わず漏らしそうになったのか、ひいっと悲鳴を上げた。
 前に抱っこした時は少し暴れていたけれど、今は苦しくて動けないみたいだね。
 両手でお尻の穴を押さえていて、子供みたいな必死さについ笑みが零れた。
「じゃあおろすよー、よいしょ」
「あ、あ、も、出る、っう」
 出る出ると言いながら出せないのは、僕が柿狗くんをトイレの便座に座らせつつM字開脚させ、その最前の特等席に僕が陣取ったからだ。
 足を閉じないように手で押さえると、柿狗くんの手が僕の腕を弾こうとした。
 それを片手でいなし、ついでにお尻の穴を押さえているもう一方の手も掴む。
 代わりに僕が指で押さえてあげると、柿狗くんの足が閉じようとするので頭を前に出して挟ませて阻む。穴を刺激するようにぐりぐり動かすと、ティッシュに水が染みてきた。
「あ、あ、み、見ないで」
 柿狗くんの手が僕の頭を押そうとするけど、力が入らないので撫で付けるだけに終わった。
「見るよ、全部見る。柿狗くんがお尻の穴からうんちぶりぶり出すとこ、柿狗くんも見たことない全部、僕が見てあげる」
 僕が指を離すと、すぐに始まる。
 僕はよく見えるように、もう一度柿狗くんの太ももを掴んで大きく広げさせた。手が邪魔しないよう、手ごと押さえて。
「やだあああ」
 ぶしゅっ、ぶしゅっ、ぶびっ、ぶばばばば。
 浣腸と腸液の混ざった水が吹き出し、追って柿狗くんの中で暴れていたうんちが汚い音を上げながら勢い良く出て行く。
 塊となったうんちを出すのに、柿狗くんの小さいお尻の穴が何倍にも開いていく。
 結果的に5分よりも長く我慢したお陰で、柿狗くんのうんちは止めどなく出てきた。
 人の排泄なんて、まあ普通自分の排泄すらこうまじまじと見ない。だから、お尻の穴からうんちが押し出されてくる様子はなんとも新鮮だった。
 一昔前にうんちに似た半練り状のものを出す小さいキーホルダーの玩具が流行ったが、本物はそれよりもずっと面白くて、魅力的だ。
 ただ、鼻を突く匂いに吐き気すら催しそうだった。
 離乳食前の赤ちゃんのうんちは臭くないと言うけれど、柿狗くんも栄養を入れたミルクだけで食事すれば、うんちが臭くなくなるのだろうか。
「ふ、うう、う……」
 見ている内に、流れるように出ていたうんちがおさまる。
 あともう少し残っているのか、柿狗くんがいきんでいる。少し汚れたお尻の穴がぱくぱくと呼吸するように動き、奥からゆっくりと塊が顔を出す。
「凄いよ柿狗くん、お尻の穴が開いてて、腸が動いてるのがわかる。うんち出すためにうねうねしてる」
「おま……ふざけんな……」
 急に腸内実況を始めた僕に、柿狗くんのうんちは引っ込んでしまった。柿狗くんははあはあと息をして、タンクに背中をぴったり預けている。
 さっきまでうんちをするのに必死で、僕に見られているなんて忘れていたらしい。
 まだ出し切らない内に一息ついてしまって、僕に見られているのが恥ずかしくなったようだ。横を向く柿狗くんの顔が赤い。
「ほら、柿狗くん、最後のもう一息だよ。頑張って!それとも、僕が摘便してあげようか?」
「しなくていいし……も、十分見ただろ、どっか行けよ」
「やだよ。うんちし終わった柿狗くんのお尻の穴、僕が拭いてあげるんだから」
「……意味わかんね」
 はあ、柿狗くんは諦めたようにため息をつく。
「も、喋んなよ」
 僕がうんうんと頷くと、柿狗くんはまたお尻に力を入れていきみだす。眉間にしわを寄せて、目をつぶり息を堪えている。
 なんだか笑うのをこらえるようにも見えた。
 むにむにとうんちが出てくると、少し息をついて、またいきむ。
 全部を出し切って、柿狗くんの表情も晴れやかになった。
 目を開いた柿狗くんと目が合い、そんな一部始終を見つめていたのがわかったのか、すぐに顔が真っ赤になる。唇を噛んで、横を向くのがまた可愛い。
「じゃあ僕がお尻拭いてあげる。きれいきれいしよーねー」
 僕がそう言うと、幼児に言うみたいなのが嫌なのかなにかぶつぶつ言っていた。
 僕はティッシュを手に巻き、丁寧に拭ってあげる。自分でやるのとは違い、汚れているところを見ながら拭くのは楽だった。
 拭き終わったティッシュは便器に入れて、うんちと一緒に流す。一度じゃ流しきれなくて、恥ずかしそうにしている柿狗くん。
 やっぱり羞恥に染まる顔はいいね。
「じゃあお部屋戻ろうか。僕がまた抱っこしてあげるよ」
「いいよ自分で歩けるし。先戻れよ」
 僕が両手を差し出すと、柿狗くんに手を押し退けられてしまった。
「どうして?もう生放送の準備も始めるよ?」
「おしっ……小便するから……お前は出てろよ」
 おしっこ、と言う単語を言い淀んだ柿狗くんが可愛い。
 フルちんの柿狗くんにぐいぐい押されるけれど、貧弱な柿狗くんに押されたくらいじゃ僕はびくともしないよ。
 肩を押す柿狗くんの手に手を重ね、いただきますをするみたいに胸の前で手の平を合わさせる。
「えー、いいなあ。僕もおしっこしたいよ。一緒にしようか」
「は?意味わかんね……」
 要領を得ない柿狗くんを便器を上げたトイレの前に立たせ、僕はその後ろに。
 ジーっとスラックスのチャックを下ろし、僕のおちんち○を柿狗くんの股の下を通して、柿狗くんのおちんち○と一緒に握る。
 柿狗くんのたまたまに僕のおちんち○の先が挟まれていて、それだけで興奮しちゃうな。
「ね、一緒にしよう」
 腰を出来るだけ柿狗くんに押し付けながら、柿狗くんのおちんち○を少し引っ張り、体勢を前のめりにさせる。
 柿狗くんにはタンクに両手をつかせ、僕は柿狗くんの腰をしっかり掴んだ。
 これでおちんち○の先が便器に向いて、上手におしっこ出来そうだね。
「ほら、柿狗くんに合わせるから、おしっこしていいよ」
 耳元で囁いてあげると、柿狗くんの身体が震えた。ふふ、耳が感じるのかな、こんど耳かきとかしてあげよう。
「していいよって……んっ……」
 普通と違う体勢だし、緊張しているみたいなので、亀頭を指で撫でてあげる。
 亀頭を擦られると、膀胱がぞわぞわとするような感じがして、おしっこしたくなるよね。
「は……」
 しょろ、しょろしょろしょろ……。
 柿狗くんが熱い吐息を吐きながら放尿を始めたから、僕も一緒にする。
 しょあーーーー。
 二人のおしっこが重なって、便器に叩きつけられた。
 僕のおちんち○に当たる柿狗くんのおちんち○の熱が気持ちいい。どうしよう、僕このおしっこの仕方が癖になっちゃうかも。
「はあ……気持ちいいね……」
「ん……耳元で、喋んな……っ」
 柿狗くんの声、気持ち良さそうに震えている。
 ずーっとおしっこしていたいけれど、終わりは来るわけで。
 今度は二人で膀胱いっぱいにしておいて、なるべく長く放尿出来るようにしてまたおしっこしようかなあ。
 僕が先に終わり、柿狗くんも程なくして終わる。
 何度か膀胱いっぱいにしてきた柿狗くんの方が、溜められる量も多いみたいだね。水もいっぱい飲んでいたし。
 ぴぴっとおちんち○の先についたおしっこをはじき、僕は自分のおちんち○をしまった。
 柿狗くんのスウェットやパンツは部屋に置いてきたから、丸出しのまんま。ズボンやパンツを脱いでからじゃないとおしっこ出来ない子供みたいで可愛いね。
「じゃ、今度こそお部屋戻ろう」
「ん……」
 あんまり乗り気じゃないみたい。生放送前はいっつもこんな感じなのは仕方ないことだけれどね。
 でも今日は初めてのお尻拡張だし、出来れば気持ち良くしてあげたいなあ。
 男の身体は心と繋がってるって言うし、少しでもテンション上げておきたいとはいつも思うんだけどね。
 まあ、縛り付けちゃえば関係ないか。
 前にやりたくないって駄々こねた時に無条件で罰ゲームしたからか、そういうのはしなくなったしね。
「じゃあこれ履いて、椅子座って」
「え、パンツ履いていいの?」
 僕が新品のトランクスを手渡すと、柿狗くんが嬉しそうに僕を見た。事前にお尻の拡張することは言ってあるから、少し驚いたみたい。
「うん、でもパンツの穴空いてる方がお尻側になるように履いてね」
「は?なにそれ……」
 柿狗くんは訝しく思いながらも、言われた通り穴の部分がお尻に来るように履く。
 普通の下着よりも穴が広くて、そこからお尻の穴もばっちり覗けるようになっている。
「だってパンツ履いてれば、下半身映しても平気でしょう?僕が柿狗くんのお尻の穴に指入れてるところ、みんなにも見て欲しいじゃない」
 僕が言うと柿狗くんの顔色が青くなる。
「ほんとにやんの……?」
 不安げな目で僕を見る柿狗くんの肩を押すと、すとんと椅子に座る。膝から崩れ落ちたと言った方が正しいか。
「ほんとにやるよ?怖くなる前に、縛っちゃおうね」
 柿狗くんは諦めたように背もたれに背を預け、ガムテープでぐるぐる巻きにする僕をじっと見た。
 前回の生放送はガムテープなしだったし、その時からだいぶ時間も空いたからね。久しぶりだなあ。
「安心してよ、僕が柿狗くんとアナルセックスした時は急ごしらえで慣らしたけどさ。柿狗くんのお尻の穴は、何時間でもかけて慣らしてあげるからね」
 僕がそういうと、泣きそうな顔で引きつった笑みを浮かべた。
 お尻の穴を拡張するのもそうだけれど、今日やったみたいにまた浣腸の苦しい思いをするわけだしね。
 そういう柿狗くんの様子も一から全部視聴者さんに見せてあげたい気持ちと、僕だけの永久保存版として心に焼き付けておきたい気持ちとがある。
 30分の生放送時間を変えるつもりもないし、悩むところだなあ。
 いつものようにパンツを口に、上からガムテープをして準備完了。
「よしっ、と。じゃ、そろそろ始めるよー」
 僕は帽子と伊達眼鏡、マスクを装着し、マイクも準備して生放送を開始する。
 設定やら何やらはお決まりのもので固定してあるから簡単だ。
「こんばんはー、お久しぶりです。今日は柿狗くんのお尻の穴を拡張するよー。直腸は洗浄済みです。今回は僕の指を入れるからねー」
 カメラの前に指を映し、ばらばらと動かす。
 前口上の内に視聴者が集まった。
 生放送の時間帯はばらばらだけど、いつも一定数の視聴者が集まるから、時間帯ごとにファンがいるんだろうな。
 柿狗くん、人気者。
「下半身もちゃんとカメラに映してあげたかったから、パンツを履かせてみましたよ。僕が用意した新品の見せパンでーす」
 僕は柿狗くんの方へ移動する。
 椅子から少し滑ったように背中を背凭れと座椅子部分の間くらいにずらし、足は肘掛にかけてガムテープで固定してある。
 柿狗くんの下半身全部と、顔が見える、柿狗くんにはちょっと苦しい体勢をしてもらっているけどいいアングルを撮るためには我慢してもらわないとね。
 視聴者からは、ナイスアングル、これだけでイける、など柿狗くんのセクシー(?)な下着姿に好評のようだ。
「じゃあ早速……ローションつけるけど、ちょっと冷たいからごめんねー」
 僕は右手の人差し指にローションを取り、パンツの穴から指を差し込む。
 緊張しているのか、お尻の肉がきゅっと締まっているし、カメラ映りを気にして角度が悪く、よく見えないのでお尻の穴に触れるのも一苦労だ。
 ローションがお尻の肉についてしまったので一旦指を抜き、もう一度ローションを付け直す。
 今度は前側から、蟻の門渡りと呼ばれるところをなぞってそのまま指を添わせて行く。
 くすぐったいのか、柿狗くんの腰が少し浮いた。僕は気にせず指を進め、硬く閉じた穴に触れる。
「うんうん、ぎゅーっ、て硬くすぼまってますねえ。柿狗くん、お尻の力抜いてよ」
 指をぐりぐりと押し付けてみると、ますます力が入ったようだ。無理やり捩じ込んで傷を付けたくないから、無理はできないしなあ。
 柿狗くんと目が合うと、微かに首を振って無理だと訴えてくる。さっきもお尻の穴を押さえていたけれど、今度は直だからね。
 いい気分ではないようで、顔を横に背けて眉間にしわを寄せている。それにやっぱりお尻をいじられるのは嫌なのか、抵抗してるのかもね。
「うーん……そうですね、柿狗くんのおちんち○触ってあげようか」
 コメントで柿狗くんのおちんち○触ってあげて、とアドバイスがあったので、布の上からこんもりした丘を指でなぞってみる。
 敏感な柿狗くんの身体は跳ねて、柿狗くんは小さく声を漏らした。
 僕は穴に当てている指をくるくると、円を描くようになぞらせる。
 力を抜いてくれないとどうにもならないから、根気強く待つしかないかなあ。
「ほら、柿狗くん、おちんち○気持ちいい?おちんち○に意識集中させてよ」
 布の上からはっきり見える、柿狗くんのおちんち○のラインを指で挟んで上下にゆっくりこする。このくらいなら心地良くて気持ちいいよね。
 ただ、お尻の穴に当てている指が少しでも動くとお尻に力が入ってしまうらしい。徐々に力は抜けているようだけれど。
 ローションをお尻に垂らしながら、穴の周りをくるくる、くるくると撫で続けると、マッサージみたいでいいのかな。
 しばらくしてようやく身体の力も抜けて、お尻の穴も少し開いてきた。
 ひええ、これだけで生放送の時間は半分を過ぎてしまった。
「指入れるよー、ゆっくり息吸って吐いてしてねー」
 開いた穴に、人差し指をそっと差し込む。すぐさまきゅっと窄んで、ちょっとずつ力が抜けている。
 そんな変化をつぶさに感じ取れて面白い。
 指は全然進まないので、その場で周りの感触を確かめるように動かしてみる。
「なかなか難しいですねえ。今は、お尻の穴のしわがね、指の腹にむにむに当たってるくらいかな。柿狗くんが協力してくれないと、全然進まないよー」
 僕が言うと、柿狗くんの目が僕を睨んだ。
 まあ、いきなり力抜けとか、お尻の穴をどうにかしろー、なんて言われても容易じゃないか。
「わかった、わかった。じゃあお尻の穴触るのは今日はこれで終わり。おちんち○気持ちよくしてあげようね」
 僕って柿狗くんに甘いなあ。
 コメントも、今日の鬼ピー甘々だね、なんて言われてる。
 僕は柿狗くんにはいっつも甘々だと思うんだけどな。
 お尻の肉に挟まってた指を抜き、パンツの穴からおちんち○の方へシフトする。蟻の門渡りをやわやわと撫でて、たまたまを揉んであげた。
 柿狗くんの気持ち良さそうに吐く息が聞こえる。
「ちょっと生放送中にっていうのは難しいかもしれませんねー。しばらくは今日みたいに、グダグダになっちゃうかも」
 僕が言うと、コメントはそれでもいいから見たいと言う声が少なくなかった。
 でも、生放送だと緊張しちゃうからある程度慣らすまでは裏でやった方がいいかもね、という意見もある。
 いい視聴者さんに恵まれてるね。
「そうですねえ、ちょっと考えてみますね。今日はちょっと物足りなかった内容で申し訳ないです。次回はお尻拡張じゃなくて、溜めてた精液でやりたいことがあるので、それをやろうと思います。それではまた」
 柿狗くんがイくことも、漏らすこともなく和やかに生放送を終える。
 柿狗くん自身は何事もなく生放送を終えられて一安心みたいだけれど、僕としては面白味にかけるからね。
 次の生放送は今回の分も含めて、ぐちゃぐちゃになるまで泣かせてあげたいな。

終わり