21尿道バイブ+オナホ

「こんばんは、今日は柿狗くんの罰ゲームですよー」
 視聴者の集まりは、やっぱり夜が一番いいみたい。続々と集まる視聴者のコメントが棒読みで流れる。
「貫通式のオナホが届いたのでお披露目です」
 ネットで調べた中から、一番良さそうな物を選んだ。小さいローションも付いてきたのだけれど、愛用のいつものがあるからそれは使わないかな。
 非貫通式じゃないとバキューム感があまりないらしいけれど、入り口部にぶつぶつが出来ていてそれが裏スジを刺激するし、中にはヒダヒダがあってカリや竿を刺激するらしい。
 なにより、中の構造がまっすぐの穴でなく、ぐねぐねと捻れていて、それがいいらしい。
 新品のオナホ、ぜひ柿狗くんに使って欲しくて僕も使ってないからね。匂いがきつめだから一度洗ってみたけど、あんまり変わらないかな。
「わー、視聴者のみなさんさすが詳しいですね。僕も調べて有名?なところのを買ったので。なかなか好評みたいで選んでよかったです」
 視聴者からは使用したことがある人も多いらしく、なかなか良かったというコメントも多い。
 また、他のメーカーの物などオススメ品を挙げてくれる人もいた。非貫通式のも欲しいから、参考にさせてもらおう。
「それじゃあまずオナホだけ使って、あとから尿道バイブ入れてあげますねー」
 言いながら僕は柿狗くんの前に座り込み、ローションをオナホに満遍なく垂らした。
 柿狗くんはいつものM字開脚拘束スタイルで、口の中のパンツのおさまりが悪いのかもごもご言ってる。
「童貞は卒業したけど初めてのオナホ、いきまーす」
 そういえば柿狗くんは童貞卒業、アナル処女。
 一方僕は童貞だし(柿狗くん以外に童貞を捧げる気はない)、アナル非処女。
 BL漫画とか小説なら完全に僕が受けだよね。柿狗くんのためなら、僕は何にだってなれるけどさ。
「ん、んんん、ん……」
 さっそく挿入すると、おちんち○を包み込まれる感覚に柿狗くんが絞り出すような声をあげた。
 ヒダに覆われた中のうねうねした構造を、かきわけていくような挿入感がいいみたい。
「柿狗くん、気持ちいい?」
 断面図を出しているサイトがあって、中に大きく突き出すような部分もあった。そこが圧迫して、おちんち○が締め付けられて気持ちいいんだと思うんだよね。
 僕が聞くと、柿狗くんが何度か頷いた。気持ち良さそうでよかったよ。
 でも、ちょっと嫉妬しちゃうな。
 オナホのパッケージには可愛い女の子の絵が描いてある。つまり、(元々そういう目的で作られてるわけだけど)女の子と擬似セックスしているわけだからね。
 そんなのやだよ。
「僕の中より気持ちいい?」
 僕が聞くと、柿狗くんが僕を見つめた。コメントに、鬼ピー嫉妬?なんて書かれて、図星だよ。
 すると柿狗くんは、ふっと笑ったような気がした。ガムテープで塞いだ口はよく見えない。
 うーん、なんだか悔しい。
「もう、答えてよね。僕の中より気持ちいい?」
 柿狗くんはにやにやとして楽しそうにしているだけだ。
 もう、せっかくゆっくりしてあげようと思ったけど、やーめた。ぐぽっ、ぐぽっと抜き差ししてあげるとすぐに柿狗くんはイってしまいそうになる。
 もちろんイかせてあげるわけがないので、僕はそこで手を止めた。尿道はヒクヒクと、イきたそうにしている。
「オナホで気持ちいい柿狗くんのおちんち○に、尿道バイブを入れるよー。オナホ買う時についでに買った新しいもので、螺旋状に細い棒がねじねじしてて、結構な刺激だと思うよ」
 赤と緑の派手な色合いの螺旋した尿道バイブを柿狗くんの尿道口にあてがう。
 今までの尿道バイブより少し太いから、きついかもね。
「頑張ってね、柿狗くん」
 僕がにやっと笑ってあげると、柿狗くんの顔が青ざめる。
 ローションと、柿狗くんのおちんち○の先から零れるカウパーを潤滑油に、僕は尿道バイブを差し込んだ。
「んっ……ぎいい、ぐ、っっっひっ」
 やっぱりきつかったのか、腰が引けるのをオナホごとぎゅっと握って固定させる。あんまり無理をすると萎えてしまうから気をつけつつ。
 螺旋状の凹凸が内壁を抉って、きついのかな。半ばまで刺さった状態のまま、オナホを上下させる。
 おちんち○を締め上げられて気持ち良さそうに元気を取り戻した。
「ほんとに気持ちいいんだね……」
 僕はオナホを動かしながら、尿道バイブをゆっくり回転させて奥へ進める。螺旋がネジのようになって、ただ突っ込むよりはマシみたい。
 コメントには鬼ピー嫉妬しいなんだね、オナホに嫉妬、などと笑われているが気にするのはやめた。
 おもちゃは所詮おもちゃだもの。
「よし、奥まで入ったみたい。どう、尿道バイブ気持ちいい?」
「あぐぐぐっひいいきひいい」
 バイブを回転させると、頭を仰け反らせて声をあげた。
 気持ちいいとか痛いとかないくらい、ただただ強烈な刺激に犯されているようだ。刺激が強すぎてイくこともできないみたい。
 そのままオナホを抜き差しすると、それはそれで気持ちいいらしく、腰を揺すってもっともっととねだり始める。
 浅ましい柿狗くんの腰の動きに、テンションが上がるね。
「柿狗くんどっちの方が気持ちいい?尿道バイブ?」
「ううううっ」
 ゆっくり捻りながら抜くと、射精に似た刺激に加え、尿道の内壁を抉られるのが気持ち良くなってきたらしい。
 柿狗くんは目を細めて気持ち良さそうに喘ぐ。
「それともオナホ?」
「ああああ」
 尿道バイブを奥まで戻してからオナホを上下させると、根元から締め付けながら扱かれてそれもいいみたい。
 つま先をピンと張って、射精しないままイったのかな。
「両方気持ちいいのかな」
「あーーーっあー、あー」
 尿道バイブを抜くのに合わせながらオナホを抜くと、柿狗くんが切ない声を上げて喘いだ。
 瞳孔が開いたり閉じたりして、焦点が合わないのかぼんやりとしている。
「そんなに気に入ったんなら、もっといっぱいしてあげるね。と、生放送はそろそろ終わりですねー。それじゃあ次回もまたよろしくお願いしまーす。ではでは」
 名残惜しさをこぼすコメントが流れ、生放送は終了した。
 意識が飛んでる柿狗くん、気持ち良さそう。手を動かすと、柿狗くんはゆるく頭を振る。
 それから3時間くらい続けたら、ついに意識を飛ばして反応がなくなったので、そのままベッドに寝かせてあげた。
 明日目覚めておちんち○にオナホと尿道バイブ突っ込んだままなのわかったら、どうするのかな。


終わり