3いちごオレ

 生放送の時間は30分しかないから、今日の事前準備は僕だけのお楽しみタイムとなる。放送時間の延長も出来るけれど、サクッと楽しく重要な所だけを見せるのもエンタテインメントとしてはいいんじゃないかな。
 柿狗くんは相変わらずの引きこもりニートで、変わった事と言えば椅子やパソコンを避け、部屋の隅に隠れるように蹲り、水分を極端に取らなくなった事くらい。夏場ではないとはいえ、食事量も少ないんだから水分補給はちゃんとして欲しいな。
「大丈夫だよ、柿狗くん」
 部屋の隅に小さくなって、膝に顔を埋めている柿狗くんの前に座り、僕は声をかけた。
「今はまだカメラ回してないからね。場所はどこでもいいんだ」
 生放送の時はカメラ前に座らせなければいけないからね。椅子に座らなければ僕は柿狗くんを苦しめない、とでも思っていたのかな。
 柿狗くんは僕の言葉にびくっと震え、ますます身体を縮こまらせた。
 僕は柿狗くんの手を片方ずつ握る。綺麗で柔らかい柿狗くんの指。緊張で少し冷たくなっている。
 僕がその手を握ると、少しだけ握り返してくれた。
「今は我慢したりしないし、おしっこするだけだから怖くないでしょう?」
 声をかけながら、柿狗くんの身体を少しずつほどいていく。柿狗くんの指にちゅ、ちゅっと軽くキスをして床に置かせる。
 立てて閉じた膝にも軽く口づけ、浅く開かせた。怯えた柿狗くんの顔が覗く。
 僕は正座した膝を柿狗くんのお尻を挟むように、足の間に差し入れる。逃げ場のない柿狗くんを、更に追い詰めるために。
「今日は柿狗くんのおしっこ、一滴も残さず僕が飲んであげるね」
 顔を上げない柿狗の頬を両手で挟み、鼻と鼻がくっつきそうな距離で優しく言ってあげる。
 本当は柿狗くん自身が飲むところが見たいけど、今日の目的はイチゴオレを作ることだからね。
「じゃあ尿カテしようか。今度プジーで拡張してあげたいなあ」
 僕はポケットから、ビニールに入ったカテーテルとローションを取り出し傍に置いた。
 お漏らししたグレーのスウェットは捨てたらしく、真っ黒のスウェットを履いている。そのゴムに指をかけ、パンツといっぺんに下ろした。
 座った柿狗くんのお尻で止まってしまうから、柿狗くんの脇に肩を入れ、柿狗くんにしっかり掴まってもらって身体を持ち上げる。
 スウェットを下げる一瞬とはいえ、結構軽かった。前は僕と同じ身長、体重ぐらいだったのに。見えた腰骨も皮が張り付いたよう。
 僕は少しぽっちゃりなくらいの柿狗くんの身体が好きだったのに。
「最近ごはんちゃんと食べてないよね?体小さくなっちゃったね」
 元々太っていたわけではないけれど、凹んだお腹に手を這わせると上の方は軽くあばらが浮き出ていた。あまりよくない痩せ方だ。
「今度からは僕が一緒にごはん食べようか。一人で食べてもつまらないもんね」
 そう言うと柿狗くんは困った顔をした。
 僅かな学生時代をぼっちで過ごし、引きこもりニート時代も部屋には一人の柿狗くんが、人と食事をすることはない。だから僕と一緒にごはんを食べるのは、少しは嬉しいらしい。
 けれど、柿狗くんの食欲減退の原因は紛れもなく僕だ。喜ぶに喜べないだろうなあ。
「じゃあ尿カテ入れるよ。怖かったら掴まってていいけど、動かないでね」
 僕が言うと、柿狗くんは僕の服の肩をきゅっと掴んだ。この間は椅子に縛り付けちゃったからね、不安だったろうな。
 口に入れても平気なローションを柿狗くんのおちん○んの先端に塗りこみ、カテーテルの先にも塗りつけてあてがう。
 柿狗くんがひっ、と息を吸い、身体を固くした。
「怖くないからねー、息ゆっくり吐いてー」
 痛くないとは言い切れないので、曖昧に誤魔化しながら柿狗くんに声をかける。従順に息を吐いてくれているので、カテーテルをするっと挿入した。
「う、ううう……」
 びくっと跳ねる柿狗くん。
 痛みはないようだが、違和感が強いみたいだね。前回の時は、後から聞いたら熱くて裂けるような痛みがあったらしい。
「痛くない?息吐いて」
 息を止めると身体に力が入ってしまう。余計な力が入らない方がいいよね。
「へ、平気……」
 押し出すような声で柿狗くんが答える。
 そう言えば生放送中はいつもガムテープで口を塞いでいたから、視聴者には呻き声しか届いていなかったよね。
 こんな時にも生放送の事を考えている、僕はすっかり生放送にハマってしまったようだ。
「もうちょっとだからねー、はい、膀胱いったみたいだね」
 少し濃い色の尿が上がってきて、僕は急いでもう片方の先端を口に咥える。
 予想はしていたけれど、やっぱり水分をとっていないからかなりきつい色をしている。アンモニア臭も強くなる。
 僕も飲尿は前回のを除けばこれが初めてだからね。サッと一気に飲み干してしまおう。
 吸い上げるまでもなく柿狗くんの尿が口の中に入る。
 うん、当然だけど飲みにくい。きつい臭いに、生理的な反応でえずいてしまう。
 それを堪えながら飲むしかない。
 けれど、勝手に排尿させられて、あまつさえそれがちょっと気持ち良さそうな柿狗くんを見られたのだからそれだけの価値はあっただろう。
「ふはあ、結構濃かったよ、柿狗くん。やっぱり身体にも悪いし、水分はきちんと取ろう?」
 飲み干した後、僕が言うと柿狗くんは顔を赤くしてこくんと頷いた。
「柿狗くん顔が赤いね。なにか恥ずかしかった?」
 頬に手を当てると、柿狗くんは顔を横に振る。今更何が恥ずかしいというのだろう。
 でも、恥ずかしがる柿狗くんが可愛くてもっと辱めたい。
「柿狗くんのおちん○んはもう何度も見てるし……僕におしっこ飲まれるの、恥ずかしかったかな?」
 僕が聞くと、柿狗くんはこくんと頷いた。可愛いなあ。頬にちゅっとキスをすると、ますます顔を赤くして、手で隠してしまった。
 そりゃあ、唯一の友人におしっこを膀胱から直飲みされて、濃かったよ、なんて感想まで言われるなんて普通そんな事しないものね。
 でもさ、真っ赤な顔を隠しているところ悪いんだけど、大事なおちん○んは今もカテーテルが刺さったまま剥き出しなんだから。
 一滴も残っていないか念のためもう一度吸い上げ(その時柿狗くんの身体がびくっと跳ねた)、カテーテルを抜き取る(射精した時みたいに、気持ち良さそうに震えている)。一度尿が通ったものを再び使うわけにはいかないからね。
「本当は何回か水入れて一応膀胱をすすぎたいんだけど、流石にそんなに体力続かないかな」
 僕が聞くと、柿狗くんは首を横に振った。さっきまで気持ち良さそうな顔をしていたくせに、もう顔を青くしている。
「それじゃあ椅子に座ろうね。次の尿が溜まる前に始めたいもん」
 僕が立ち上がり声をかけると、柿狗くんは首を振った。
 おやおや、どういう事かな。
「柿狗くん?僕の言ってることわかるよね」
 僕は柿狗くんの前にしゃがみ、目線を合わせると、腕に顔を押し付けて首を横に振り続けた。さっきまで素直だったのに、急に怖くなっちゃったのかな。
「柿狗くん、ちゃんと口で言わなきゃわからないよ」
 僕が優しく声をかけても、柿狗くんは首を振るしかしない。
 まったくもう。
「仕方ないなあ」
「うあ?!や、め」
 膝の裏に腕を入れ、お姫さま抱っこで一気に持ち上げるとびっくりした柿狗くんが暴れ出す。危ないので落ちないようにぎゅっと強く抱きしめた。
「暴れると落ちちゃうよ。落ちたら腕の一本、足の一本くらい折れちゃうかもね。そしたらなにをするにも不自由だ。特にトイレなんて、一人で行けないし、一人ですることも出来ない。そしたらどうしようか。毎日毎日、柿狗くんはベッドの上でおしっこ垂れ流すんだ。おしっこだけじゃない、うんちも赤ちゃんみたいに垂れ流すんだよ。いっそのこと赤ちゃんみたいにオムツしようか?可愛いだろうなあ、オムツの柿狗くん。生放送したら、きっとみんな喜んでくれる」
 途中からすでに柿狗くんはごめんなさいと呟いて大人しくなったのだけれど、想像してたら興奮してきて止められなくなってしまった。
 いいなあ、動けない柿狗くんの横で、柿狗くんがお漏らしするのを待ってから排泄の片付けをしてあげるんだ。
 きっと骨折が治った頃には、お漏らしするのに慣れちゃうだろうな。恥ずかしいし、惨めだし、声を押し殺して泣く柿狗くんが想像できるよ。
「ごめんなさい……」
「ん?怒ってないよ。辛い思いをするのは柿狗くんだものね。でもどんな事になっても、僕が柿狗くんの面倒を見てあげるからね」
 ああ、まるでプロポーズみたい。でも、柿狗くんの面倒を見てあげられるのなんて僕くらいしかいないじゃない。
 ロマンチックな気分になった僕とは対照的に、柿狗くんは怯えて泣きそうな顔していた。
 そんな顔されたら傷付くなあ。
「それじゃあ生放送の準備、始めるからね」
 大人しくなった柿狗くんを椅子に座らせて、いつもの格好にガムテープで縛り付ける。本当はガムテープなしにしようと思っていたけれど、さっきわがままされたしね。
 M字開脚にさせて、柿狗くんのおちん○んを手で持ち上げ、ぎりぎり映らないポジションに椅子とカメラをセッティングする。
 柿狗くんはまるで死の宣告を受けたみたいに、どんどん顔色を悪くしていった。
 カチ。
「前回、前々回来てくれた方、どうもです。今日は前回、自分のおしっこを一滴も残さず飲む、のを出来なかった罰ゲームです」
 生放送を開始すると、すぐに人が集まる。
 キター、というコメントを機械音が読み上げた。
「罰ゲームの内容は、空っぽにした柿狗くんの膀胱に、牛乳とイチゴジュースを入れて、イチゴオレにしてもらう、という内容です」
 トン、トン、と画面上に用意しておいた牛乳とイチゴジュースがそれぞれ入ったペットボトルを置く。
「これは前回柿狗くんが排出した尿の量から計算して、膀胱に入りうる量の牛乳とイチゴジュースです。柿狗くんの膀胱がパンパンになるよう、きちんと計算してあげたからね」
 それぞれ1リットルに近い量のそれを見て、柿狗くんは目を見開いた。
 今日はガムテープで塞がれていない口は、何か音にならない声を呟いている。まあ、柿狗くんにはマイクを着けてないから声を出していたとしても拾えなかったぢろうけど。
「ちなみに柿狗くんの膀胱は空っぽにしてありますが、さっきわがままをごねていたので次のおしっこが溜まっている可能性があります。なので今回罰ゲームが追加される事はありませんが、次回はお仕置きをしてあげることが決定しています」
 僕が言うと、柿狗くんは、嘘……と呟き、目を涙で滲ませた。生放送開始早々、次回の開催も決定されてて、可哀想な柿狗くん。
 画面上のコメントは歓喜の言葉が流れていた。
「じゃあ柿狗くん、イチゴオレ作ろうか」
 柿狗くんは絶望で引きつった顔をした。
 新品のカテーテルを取り出し、例のローションを塗って準備する。とは言え、一度カテーテルを通したのだからそんなに大変な事はない。
 相変わらずの違和感に柿狗くんが上げる声をBGMにして、するするとカテーテルを進めた。
 僕もだいぶ手馴れてきたかな。
 でも油断は禁物、自称中級者の思い上がりは痛い目を見るのが関の山だ。
「本当はカテーテル二本挿しで一気に入れてあげたいところですが、拡張してないので一本がいっぱいいっぱいです。手間がかかりますけど、それぞれカテーテル変えて牛乳とイチゴジュース入れるので、ちょっとぐだりますがご了承下さい」
 僕が視聴者向けに言うと、コメントは、むしろナイス判断、拡張実況希望、悶える柿狗くんが長く観れる、なんて言われている。柿狗くんのファンはいい人ばかりだね。
 再三入れてきたカテーテルの長さを参考に、膀胱に少し入った辺りでカテーテルを止める。多分逆流はしないだろうけれど、実際にやって確認してみないとね。
「じゃあまずは牛乳から。柿狗くんがお腹を壊さないよう、冷蔵庫から出して少し置いてあります」
 大きい注射器のような器具で牛乳を吸い上げ、柿狗くんの中に繋がるカテーテルに差し込む。
 一回では牛乳が入り切らなかったので、目算あと3回は繰り返すことになるだろう。
「それじゃあ柿狗くん、いきますよー」
 僕は画面外に、垂直に伸ばしたカテーテルの先端と注射器、柿狗くんの胸から上だけを画面に映して、牛乳の注入が始まる。
 前回は長めのカテーテルを使用したけれど、今回は短めだから、牛乳はすぐに膀胱に届いたらしい。
 今までは膀胱から排出させられていたけれど、今日は満たされていくわけだからね。それも短時間に。
 痛みや苦しさはないようだけれど、それが徐々に変化していく様子をつぶさに観察しよう。
 2回目、3回目ごとに、柿狗くんは声を上げ始めた。やはり何度か牛乳が逆流したけれど、すぐに注入したから、まだ零してはいない。
 カテーテル換える時に漏らしちゃうかもなあ。
「柿狗くん、膀胱苦しくなってきたかな」
 少し膨らんだあたりをさすってあげると、うーうーと呻き声を上げた。自然に溜まるのとは違って、一気に膀胱が満たされていくからね。そりゃあ多少は苦しいだろうな。
「今カテーテル換えるから、なんとか我慢して、少しでも溢さないようにするんだよ」
 僕が言うと、頑張れーというコメントや、絶対無理だろ、溢したら罰ゲーム、と煽るコメントもあった。
「もう次はお仕置きが決定してるから、多少溢してもいいけど、あんまり溢されたらまた追加しなくちゃいけないからね。辛くなるのは柿狗くんだよ」
 柿狗くんは浅い息をして、こくこくと頭を縦に振る。僕も急いでカテーテル換えるようにするからね。
「じゃあ抜くよ」
 カテーテルの先端を指で押さえたまま、ゆっくり引き抜く。
「う、あ、あ、あ、むり、出ちゃう、出ちゃうう、」
 珍しく声を上げた柿狗くん。カテーテルには逆流していないが、抜いたカテーテルを追うように牛乳がせり上がっているのだろう。
「わかった、わかった。大丈夫だからね」
 半ばパニックになっている柿狗くんをなだめながら、カテーテルを一気に抜き去る。それは射精と同じような感覚で、柿狗くんは頭を仰け反らせた。
 精子の代わりに牛乳が吹き出すのを指で押さえ、用意した次のカテーテルを無理やり押し込む。
 カテーテルに牛乳が流れ込んだが、先端を押さえているので溢れることはない。
「はいもう大丈夫だよー、奥までいったらイチゴジュース入れるからねー」
 カテーテルを抜き、牛乳がせり上がる感覚はイきっぱなしにさせられたのと同じ事らしい。
 はあはあと肩で息をして、閉じられない口の端からよだれを垂らす柿狗くんは、上気して色気さえあった。
「じゃあイチゴジュース入れるからねー」
 殆ど聞いていないだろうけど、一応声をかけ注射器にイチゴジュースを入れてカテーテルにあてがう。カテーテルに逆流した牛乳を押して、イチゴジュースが注がれていく。
 計算上問題ないけれど、膀胱がパンパンになっていくのは苦しいだろうな。
 でも、膀胱で作ったイチゴオレ、僕も飲みたいもの。たっぷり作って、しっかり味わうためにも、柿狗くんには頑張ってもらわなきゃ。
「うっ、ううっ、げう、っう、」
 圧迫感に柿狗くんがえずいた。戻すものがないのか、何も出てこないけれど苦しそう。
「あと一回入れたら注入終わりだからねー」
 最後の一回をぎゅうーっ、と流し込む。
 ついに胃液を吐いた柿狗くんをよそに、僕は手早くカテーテルを引き抜き、別のカテーテルを差し込んだ。
 カテーテルを抜かれる射精感よりも胃からせり上がる吐き気の方が強いらしい。
 そんな状態で、別のカテーテル、先端が小さな風船のようになっており、膀胱に到達したら水を入れて固定する、完全に医療系の代物を挿入され、柿狗くんは呻き声を上げた。水を入れすぎると破裂することもあるらしい。
 慎重にカテーテルを膀胱に固定してから、僕は柿狗くんの吐き出した胃液を綺麗にしてあげる。
「ちょっとそのまま我慢しててね。本当はかき混ぜてあげたいけど、それは無理だからなあ」
 挿入したカテーテルを動かせばかき混ぜることも出来るかもしれないが、無理に動かせば尿道を傷付けかねない。
 コメントには騎乗位でシェイク、駅弁ファック、などとの助言が流れていた。
「残念だけど柿狗くんのお尻は純潔で全く触れていないので、騎乗位、駅弁、その他諸々は無理です。どうしよう、柿狗くん、歩いてみる?」
 僕が聞くと柿狗くんは首を横に振った。
 そりゃ、胃液吐いたぐらいだものね。苦しくて歩くなんて無理だよ。
 その頃コメントは、処女のケツマンに沸いていた。
「もう出したい?」
 僕が聞くと、柿狗くんはこくこくと頷いた。吐いたときの生理的な涙を皮切りに、泣くのを止められないようだった。
「うんうん、じゃあもう出そうね。今カテーテル抜くからね」
 僕はカテーテルの水を少し抜いて、先端のバルーンが少し膨らんだまま引き抜く。
「うごああああああ」
 尿道をごりごり開かれて、柿狗くんは咆哮を上げた。
 視聴者は事態を把握できず、咽び泣く柿狗くんを見つめる。
「さあ、どうぞ」
 ちゅぽん。
 ぶしゃあっ。
 勢い良く吹き出したイチゴオレは、シャワーになって僕たちに降り注ぐ。
 勿体無いので、まずは柿狗くんの開いた口に届くよう、柿狗くんのおちん○んの先を向けてあげる。
 しょごご。
「う、うんんっ、ん」
 柿狗くんは嫌そうに顔を背け、イチゴオレの勢いも弱まってきたので僕は柿狗くんのおちん○んの先端を口に含んだ。
 やっぱりうまく混ざってはいないけれど、牛乳とイチゴの甘みが口いっぱいに広がる。
 つい美味しくてじゅぶじゅぶ吸い上げると、柿狗くんの身体がビクンビクンと跳ねた。どうやら最後のミルクは、柿狗くん自身のものらしい。
「ごちそうさまでした。今回はこのへんで、次回は柿狗くんにお仕置きします。ではまた」
 せっかくだから、口の中の甘くて苦いミルク、柿狗くんに口移ししてあげよう。

終わり