30穴舐め

「柿狗くん、シャワ浣しよ」
 イチジク浣腸を終わらせたばかりの柿狗くんに言うと、嫌そうな顔を隠さないで、やだと答えてくれる。
「やろやろ、前みたいに注射器で水入れて我慢するより簡単だと思うよ?」
 どっちにしろ腸内洗浄しなくちゃだもんね。
 前に生放送でやった、水を注いでは出すの繰り返しとシャワ浣と頭の中で比べて、やっぱり嫌だと思った柿狗くんの手を掴んでお風呂場へ。
「すぐ終わるからね」
 細い柿狗くんの指に指を絡めると、ちょっとだけ握り返してくれるのが嬉しい。
 柿狗くんと初めて繋がる時には、しっかり手を繋いで、しっかり目を見て、忘れられないハジメテにしてあげたいなあ。
「はい、パンツ脱いでー。僕が脱がす?」
 僕が聞くと渋々パンツとスウェットを脱ぎ捨てる柿狗くん。隠すこともしない堂々とした柿狗くん、男前。
「じゃあお風呂の淵に手、ついて僕にお尻向けてね。ぬるいお湯にするから、力抜いてね」
 戸惑いながらも風呂場に跪き、浴槽の淵に手をつく。ちょこんとお尻を上げて、ベビーパウダーのCMみたいに可愛いお尻を僕に向けている。
 不安気に僕を見る柿狗くんに、にこっと笑いかけるとふいっと顔を逸らされた。
「ホース当てるよー。出そうだったら我慢しないで出してね」
 お尻のお肉をむにっと割って、穴に指を這わせる。
 シャワーヘッドを外したホースは入り口に当てるだけで、無理に入れたりはしない。人差し指と中指を淵にあてがい、穴をくぱっと開かせる。
 そんなに量は入らないだろうけど、まあ今日は入り口くらいしか慣らせられないだろうし、そんなに拘ることもない。
「んう……」
 びくっ、びくっと腰が震える柿狗くん。
 お湯が入るのがちょっと違和感強いみたいだね。
 6割くらいは入らず零れて、残り4割くらいのお湯が柿狗くんの中に入っていく。入ったそばから零れてもいるみたい。
「一回離すよー」
 ホースを離すと、だぱだぱとお湯が落ちていく。
「お尻の中お湯入ったかな?出せる?」
「ん……んん……」
 びしゅっ、びしゅ。
 少し入っていたお湯がお尻から吹き出すように落ちていく。お湯を出そうと頑張ったお尻の穴が、ひくひくと開いたり閉じたりしていて可愛い。
 あーあ、早くこのお尻の穴を僕のおち○ちんでぐちゃぐちゃにしたいよ。
「うんうん、上手にできたね、じゃああともう少しやるからねー」
「んー、やだ……」
「痛かったらやめるよ?」
 下痢でお腹を下した時とか、水がずばずばお尻の穴から出て行くのって結構辛いんだよね。
 シャワ浣とかも、あんまり頻繁にやるとよくないらしいしね。
 まあ、アナルセックス自体が肛門に対してかなりの負担になるからねえ。そう簡単に人の体なんで壊れないけど、大事にはしたいよ。
「ん……」
「じゃあもうちょっと頑張ろうね」
 柿狗くんはあんまりどっちとも取れないような反応することがあるんだよね。我慢できないわけではないけれど、我慢したくはない、そんな感じかな。
 本当に嫌だったら嫌って言えるようになったからね、そうじゃないなら多少無理してもいいんだよね。柿狗くんのためにも。
 再びホースをあてがい、お湯がなるべく中に入るように指で穴を押し開く。
 淵をぐりぐりするのが気持ちいいのかな、柿狗くんのおち○ちん元気になってきたね。
「よし、じゃあこれで終わりね」
 ホースを外すと柿狗くんがホッとしたような顔をする。
 お尻の穴をもにもに刺激すると、緩んだ穴から水が零れ落ちた。
 うんうん、まあこんなもんでいいよね。
「お尻拭いたげるねー」
 柿狗くんの正面に立ち、ふわふわのバスタオルをお尻に当てて、両手でそれぞれのお肉を鷲掴みする。
 僕の方にぎゅっと抱き寄せるから、剥き出しの柿狗くんのおち○ちんが布越しに僕のおち○ちんに当たった。お尻のお肉を開いたり閉じたり、股間を擦り合わせて、だいぶエッチな気分。
 あー、キスしたいなあ、してもいいかなあ。柿狗くんの顔を見ると、蕩けたような目をしている。
 気持ちいいみたい。僕は唇を重ねて、舌を絡めて、メロメロの柿狗くんを堪能した。
 今日は柿狗くんとろとろだから、指三本くらいはイけるかなあ。

「今日は僕がひたすら柿狗くんのお尻をぺろぺろして、指を入れたり入れなかったりするだけの枠でーす」
 ざっくりとした説明で始まる生放送。続々と集まる視聴者を少し待ちつつ、現状の説明も行う。
「柿狗くんのお尻はばっちり洗浄済みでーす。柿狗くん、初めてのシャワ浣どうだった?」
 僕が聞くと、柿狗くんは口をへの字に曲げてふいと顔を背けてしまった。
「あんまり気持ち良くなかったみたいですねえ。今日は柿狗くん、手持ち無沙汰だと思うので、生放送中はオレンジジュースを飲んでてもらう事にしましたー」
 柿狗くんの足だけM字開脚で固定し、自由にしてある手にはストローを差した1リットルの紙パックオレンジジュースを持たせている。
 実は柿狗くんには内緒にしているが、このオレンジジュースには別の目的もあった。
 棒読みのコメント読み上げソフトが時々不自然に止まるのは、とあるキーワードは読み飛ばすように設定したからだ。
 今日の裏テーマはずばり、パブロフの犬。
 生放送の視聴者画面には裏テーマ:パブロフの犬、コンセプト:オレンジジュースを飲むとお尻が気持ち良くなる条件反射をつける、と書いてある。
 詳しくはググって欲しいところだけれど、要領を得ない視聴者に他の視聴者が簡単に説明してくれた。
 パブロフの犬というのは有名な実験で、「餌を与える前に鈴を鳴らす」という行程を繰り返す事で「鈴が鳴る→餌が貰える」というプロセスが出来上がる。
 そのうち犬は、鈴が鳴るだけで餌を期待して涎を垂らすようになるという、つまり条件反射の後付け実験の事だ。
 今回柿狗くんには、僕がお尻を舐め舐めする間にオレンジジュースを飲んでもらう。
 それを繰り返す事で、オレンジジュースを飲むだけでお尻が気持ち良くなる……とまではいかなくとも、オレンジジュースを飲むたびにお尻が気になるよう条件反射を着けたいという考えだ。
 柿狗くんはオレンジジュースが大好きだ。その大好きなオレンジジュースを飲むたびに、僕にお尻をぺろぺろされ、弄られ、拡げられ、そういった事を思い出してもらいたい。
 大好きなオレンジジュースを飲むたびにエッチな気分になって欲しい。
 そんな願望からの実験である。
「じゃあお尻ぺろぺろするからねー、柿狗くんはジュース飲んでてね」
「ん……」
 生放送中に飲み物飲むのは初めてだったかな?どちらにしろ、尿意が近くなるからいっぱい飲み物飲むのは好きじゃないんだよね、柿狗くん。
「じゃあ、30分以内に飲み終わらなかったら罰ゲームね?でもなるべくゆっくり味わってよー」
 好きなオレンジジュースでも無理やり飲むのは苦しいよね。
 頑張れ、柿狗くん。僕も頑張るから。
 なにせ待ちに待った、柿狗くんのお尻拡張だもの。舌が疼くね!
 僕は柿狗くんの前に座り、柿狗くんのむき出しのお尻に顔を寄せる。
 萎えたおち○ちんをしゃぶりたいところだけれど堪えて、窄まりに舌を這わせる。
「んっ……」
 びくっと柿狗くんの体が震えた。普段触りもしないところだもんね。
 柿狗くんは眉間にシワを寄せて、ストローをちゅーちゅーと吸っている。
 シャワ浣したとは言え、緊張してるのか柿狗くんのお尻の穴はぎゅっと締まり、僕が舌でつついても中々口を開けない。
 僕は穴全体を覆うように口をぱくっと開き、吸い上げた。
 じゅちゅちゅちゅ〜。
「んあ、あっんあ、あっ」
 口から外れたストローから、飲み途中のオレンジジュースが飛び散る。柿狗くんは喘ぎながら、ぎゅっと紙パックを握りしめる。
 そんな強く握ったら、零れちゃわないかなあ。
 そんなことを思いつつ穴に舌をねじ込む。
 吸引したことで排泄に似た感覚があったと思う。それのおかげでお尻の穴もひくひくと動いたので、隙を見つけられたよ。
 じゅぱっ、じゅちゅっ、じゅぶっ、じゅちゅ。
 音を立てて吸い付きながら舌で穴の入口近くを刺激する。気持ちいいのか悪いのか、多分違和感に戸惑っている柿狗くんがううう、と呻く。
 舌をできる限り奥まで入れて、レロレロと壁を舐めてあげる。
 すごい、僕、柿狗くんのお尻の中舐めちゃってる。味はなく、ぐにぐにの内壁がウネウネと舌を押し出そうとうねった。
 入口の括約筋で舌をぎゅっと捉えられる。そんな穴をくるっとひと舐めすると、柿狗くんは上擦った声を漏らす。
 結構気持ち良くなってきたみたい、よかった。
「ひもひい?あきくくん(きもちい?柿狗くん)」
「んっ、しゃ、……っべんな……」
「いはっ」
 どすっとオレンジジュースがかなり残っている紙パックを頭に落とされる。
 もう、乱暴なんだから、柿狗くんてば。そういうことする子にはお仕置きなんだからね。
 穴の淵に当てた親指で穴をぐいー、と開いて、ツンと窄めた唇で穴の中をむぐむぐする。
 顔面を柿狗くんのお尻にごりごりくっつける事になるけど、僕的にはかなり最高な気分だ。
「ん、ん、やだ、」
 お、柿狗くんの顔が赤くなってる。可愛いなあ。
「柿狗くんのお尻、美味しいよ。ほら、柿狗くん、オレンジジュース飲まないと」
 一旦顔を離して言うと、柿狗くんはむくれながらもオレンジジュースを飲み始めた。
 そろそろ指を挿入しよっかな。もう一度舐めながら、今度は右手の人差し指を穴にあてがう。
 ローション使わないとさすがにきついかなぁ、指入れながら舐めたいから、出来ればローション使いたくない。
 指を舐めて濡らしつつ、舌と一緒にねじ込もうとするけど中々うまくいかない。やっぱ唾液だけじゃ滑りがよくないなあ……。
 まあ、仕方ないか。
 僕は指にローションを垂らし、そのローションでお尻の穴を濡らしてあげる。入り口に塗り込みながら、少しずつ深いところへ進めていく。
「んん……」
 柿狗くんが眉間にシワを寄せて呻く。
 柿狗くんなりの意思表示なんだよね、それやだー、って感じの。
「変な感じする?痛くはないでしょう?」
「んー……」
 痛くないけどやだー、って感じかな。
 まあ、そんな柿狗くんは気にせず、第一関節まで入った指をぬこぬこ回しながら動かす。指を横に引っ張り、出来た隙間からローションを注入すると、柿狗くんはぎゅっと目をつぶっている。
 ローションちょっと冷たかったし、逆流するのが気持ち悪かったかな?でもローションのおかげで、指動かしやすくなったよ。
「あ、ほら人差し指全部入ったよ。わかる?柿狗くんのお尻の中に僕の指入ってるよー」
 手首を捻って指をぐるぐる動かすと、お尻の穴がきゅうーっと締め付けてくる。いい締め付けだ。
 前立腺を刺激してあげたいのだけれど、どこらへんかな?人によって多少変わるらしいけど、そんな深い場所じゃないらしいんだよね。
「んん、んっ、」
 お腹側をぐりぐり探っていると、柿狗くんのおち○ちんがひょこひょこ動き出す。
 前立腺を刺激されたのに驚いたのか、柿狗くんはお尻の穴をぎゅうぎゅう締め付けた。いたた、下手に動かしたら指折れちゃいそう。
「前立腺見つけたっぽいです。どう、柿狗くん?変な感じする?」
「うん……」
 前立腺発見に視聴者もテンション上がってるみたいだねー。前立腺を指先でちょんちょん触ると、柿狗くんはううう、と呻いた。
 ググった感じ、前立腺て触るだけでイっちゃうような快感スイッチって訳でもないんだよね。おしっこ出そうな感じに近いのかな?
 なんとも言えない感覚に、柿狗くんは頭にハテナを浮かべている。
「その内よくなるらしいよ。今日は指、もう一本入れてみよっか」
 人差し指を抜き差ししながら、ローションを足して中指も穴に当ててみる。無理すればいけそうだけど、ちょっと無理かな?
 一旦人差し指を抜いて、中指だけを入れてみる。さっき人差し指が入ったあたり、中指の第二関節とちょっとまではするっと入ったね。
 前立腺を刺激するように、柿狗くんのお腹側を指の腹で擦りながら、ゆーっくり抜き差しする。
「うう……ん、あ……」
 あんまりぐりぐりするのもよくないのかな?もうちょっと勉強しなくちゃねー。
 まあ、柿狗くんの中に指が入っただけでも感動ものだよ。
 柿狗くんのお尻の中の感覚覚えるために、僕もしっかり味わうぞ。
「柿狗くん、オレンジジュース飲み終わった?」
「ん、ま……ぐくっ、ごく、」
「はい、おわりー、だめだめ」
「んっや、めろ、それぇ……」
 オレンジジュース飲み終わらなかったら罰ゲームなのを思い出した柿狗くんは、慌てて飲み始めるので、前立腺を指でやわやわ押してあげると声をあげて飲むのをやめた。
「ん……おしっこ……」
「いいよー、飲んであげる。あ、今日の放送はここまでー、次回は罰ゲームでーす。ばいばーい」
 僕は柿狗くんのふにゃふにゃおち○ちんを咥えて、前立腺をやわやわ刺激する。
 前立腺は尿管の周りにあるから、尿意を刺激されたのかな。
 亀頭をちゅーちゅー吸ってあげると、観念した柿狗くんが目をつぶって、おしっこをし始める。
 ジュースいっぱい飲んだしね。僕も今日はお腹いっぱい。


終わり