5フェラチオ

「こんにちは、今日はお昼だからあんまり人いないかな?画面に背中向けてるのでよくわかりません。僕はここにいます」
 手を上げて、画面の向こうの視聴者に挨拶をする。いつものセッティングとは違い、カメラが映しているのは柿狗くんの胸から上の位置になっている。
 僕は椅子に座る柿狗くんの前に正座し、ちょうど柿狗くんの股間に頭が来ている。
 音声ソフトがコメントを読み上げ、そこそこ人が集まっていることを教えてくれる。昼間だったけれも、日曜だから割りと夜の時並には見ている人がいるのかな。
「いつも罰ゲームやお仕置きをしてきたので、今日は柿狗くんを目一杯気持ち良くさせてあげようと思います。まあ、今まで頑張ってきたご褒美、って感じかな」
 コメントでは、優しいねー(棒読み)、などという内容が棒読みで読み上げられる。
 今までも優しくしてきたつもりなんだけどな。
「柿狗くんは童貞なのはもちろんのこと、フェラチオされたこともありません。なので、これから生放送終わりまで、僕はひたすら柿狗くんのお○んちんをしゃぶってあげようと思います」
 僕の目の前の、剥き出しのお○んちんにフッと息をかけると、柿狗くんはひゃっと声を上げて跳ねた。
 最近はガムテープでぐるぐる巻きに固定していたけれど、今日は手と足を肘掛に縛り付けただけだから、いつもよりはずっと自由がきいている。
「なので僕は喋れないから、柿狗くんに、僕が柿狗くんのどこをどんな風にしているのか代わりに実況してもらいます。出来るよね、柿狗くん?」
 僕が柿狗くんを見上げながら聞くと、柿狗くんはふるふると頭を横に振った。
 まあ、無理だろうなあ。
「うん、まああんまり期待してなかったから。それじゃあ僕がどこを舐めてあげるか、言わなくていいから、絶対目を逸らしちゃダメだよ。少しでも目を離したり、逸らしたりしたら罰ゲームだから」
 一つくらい決め事をしなくちゃ、つまらないよね。
「好きなだけイっていいから、僕のことじっと見てるんだよ」
 縋るような目で僕を見つめる柿狗くん。まるで雨に濡れて震える仔犬だ。
 僕が柿狗くんのお○んちんにご奉仕するところをその目に見つめ続けられると想像しただけで、結構興奮する。
 僕だけが柿狗くんの目の中に映ればいいのに。他の誰も、見えなくなればいいのに。
「それじゃあ始めるからね」
 僕は、まだ柔らかい柿狗くんのお○んちんを手に取り、根元からねっとりと裏筋に舌を這わせた。
 柿狗くんは昨日の夜からお風呂に入っていないから、においが少し強い。汗臭さとは違う独特の匂い。
 鼻の下を押し付けて、上下に何度も擦り付けたくなる。それを堪えて、裏筋を何度か舐め上げ、少し硬くなってきたカリの周りを舌先でグリグリする。
 それが気に入ったのか、柿狗くんはあっ、あっと小さく喘いだ。
 コメントが今どこを舐められてるのか柿狗くんに尋ねるが、柿狗くんに答えられる余裕はない。
 そもそも僕にお○んちんを舐められていること、僕との視線がじっとり絡むことが羞恥心を煽るのか、顔を真っ赤にさせている。
 かなりハリが出てきたので、今度は亀頭を舐めてあげる。つるつるの亀頭を唇で挟み、上下させた。
 尖らせた舌先を尿道に差し込むと、柿狗くんは高い声を上げる。カテーテルやバイブのお陰で、感じやすくなっているようだ。
 もしかして、普通におしっこする時も前より気持ち良くなっているんじゃないだろうか。
「ん、あ、あ、あ」
 よだれをたらたら垂らして気持ち良さそう。口を塞がれていないから、声もクリアだ。柿狗くんの喘ぎ声、みんなに届いているかな。
 惜しむらくは、柿狗くんにマイクを付け忘れた事だ。
 もともとマイクは一つしか用意していなかったのを、今日は喘ぎ声を聞かせたいと折角買ってきたのに付け忘れるなんて。
 ちゅちゅちゅー、尿道に吸い付くと、柿狗くんの身体がガタガタ震える。
「ああああ……」
 体から力が抜けて行くような快感らしく、舌を出して零れた喘ぎも、とろけて出たような甘い声だった。
 身体を仰け反らせないよう、必死に堪えてるみたい。やっぱり竿を扱いてあげないとイくのは難しいかな。
 手で扱きながら、横から吸い付いていくと、柿狗くんは嬉しそうに震える。
「う、あ、あ、イく、あ、イくっ、い、いっ」
 最後にとびきり切ない声を漏らして、柿狗くんがイったので、僕はそれを口で受け止め、間髪入れずに吸い上げた。
 ぢゅちゅぢゅぢゅちゅちゅう。
「ひきいぃいいっ」
 さすがにそれには耐え切れず、身体を仰け反らせ、白い喉仏を晒した柿狗くん。ああ、柿狗くんの喉仏にむしゃぶりつきたい。
 連続的な強い射精に、柿狗くんがハアハアと息をする。それに合わせて薄い腹筋がへこへこ動いた。
 そういえば一緒にご飯食べるって言って、なかなか一緒に食べれてなかったっけ。
 今日の生放送終わったら、柿狗くんと一緒にご飯にしよう。
 僕の膝の上に乗せてあげて、一口づつ食べさせてあげたいなあ。
 ちゅぱっ、ごくん。
 口の中に溜めた柿狗くんの精子をごくりと飲み干す。
 オナニーしていない柿狗くんの精子、すごい濃くて飲み辛い。
「ふう、二連続でイった柿狗くんの精子、量も濃さも凄かったです。柿狗くん、もっとイかせてあげるからね。それと、もう罰ゲーム確定したけど、目を逸らした回数カウントして反映させる罰ゲームにするから、まだ、僕のこと見てるんだよ?今1回目ね」
 とろりと蕩けた目が僕を見つめた。
 僕の言ってること、ちゃんとわかってるのかな。わかっていないだろうな。
 イきながら僕のこと、見てて欲しいなあ。
 今度は全体を口に入れてあげる。大きさも長さも平均的な柿狗くんのお○んちんを全部咥えるのは、そう難しい事ではない。
 けれど、喉までくるからそれなりに苦しかったりする。
 でも柿狗くんのためだもの、僕頑張ってご奉仕するから。
「あ、あいい、あっ、あ、んああ、っは、ああ」
 口を窄めて、吸い上げながら頭を上下させる。気持ち良さそうな声上げてるなあ。
 コメントはなんとか柿狗くんに卑猥な言葉を言わせようとしているけど、メロメロの柿狗くんにはコメントが届いていないようだった。
 口端から零れたよだれが落ちて、銀糸を作った。
 なんてエロい顔だろうか。
 眉間に皺を寄せて、射精感に喘ぎ、僕だけを見つめている。
「ああー、っ、ひ、んああ、んっ、あ、あー」
 唇でごりごり扱くと、それに合わせて声を上げる。
 もう限界の近い柿狗くんのお○んちんを追い詰めるため、さらに吸い上げながら激しく頭を動かした。
「イっ……あっ」
 びくっ、びくっ。
 震える柿狗くんの身体。僕はまた精子を残さず吸い出し終えると、指で亀頭を擦ってあげる。
 ネットで見た知識だから、上手く行くかなあ。
「そろそろ終わりも近いので、柿狗くんに潮吹きして貰おうと思います。僕も初めてやるので、上手くいくといいんですけど」
「あああーやあ、あ、っあー、あー」
 髪を振り乱して頭を振る柿狗くん。
 イったばかりの刺激はただでさえ辛いのに、亀頭だけを擦られるのは、違う感覚がこみ上げて苦しそうだった。
 もう罰ゲームの事なんてまるで頭からすっぽ抜けているようで、仰け反ってひーひー喘いじゃっている。腰がぶるぶる上下するから、手が滑らないように少し気を付ける。
 そろそろかな。
 僕は少しだけ、カメラを下にずらす。
「あっああっあっっっ」
 びくんっびくん。
 プシュっ。
 精子でもおしっこでもない、透明な液が噴き出した。
 コメントは歓喜の声を上げる。僕も満足だった。
 しょろ、しょろしょろしょろ。
「おっと、よすぎたみたいで、おしっこも漏らしちゃいましたね。柿狗くん嬉ションなんて可愛いなあ」
 おしっこを垂れ流すお○んちんを扱いてあげると、うわ言のようにいやいやと声を上げ、首を振る柿狗くん。
 鼻水とよだれまみれの顔は、とても気持ち良さそう。
「最後の方なんか全然僕の方見てくれなかったので、ちょっと正確な数字とは言い難いんですが……5回、目を逸らしたとカウントしましょう。次回の罰ゲームは、5をキーワードになんかやりたいと思います。それではまた」
 生放送を終えたけれど、柿狗くんのお○んちんはまだ勃っていたので、精子出なくなるまでイかせてあげようか聞いたら泣いたから、あと3回ぐらいイかせてあげる事にした。

終わり