随分前から機械音声によるコメントの読み上げをやめていたのには理由がある。
その一つは一回の放送の視聴者が増え、それに伴いコメントが増加したこと。弾幕や似たようなコメントを次々に読み上げられるととてもうるさいことになる。
もう一つはアンチからのコメントも増えた事だ。
割りと初期からアンチコメントそのものはあった。内容が内容だけに当然のものだけれど。
最近ではそれも酷くなり、コメントやユーザーNGをしても「アンチコメントに対するコメント」で荒れてしまう事が多々ある。
柿狗くんとかオワコン、ていうか鬼ピーオワコン、本当にやってんの?やってるフリじゃないの?マジだとしたらやばすぎ、人前でお漏らしとかガチ変態、柿狗の人生終わってる。
酷い言われように笑ってしまった。
確かに引きこもりニートの柿狗くんの人生終わってるかもね、顔出しでお漏らしなんかしちゃってさ。
でも視聴者から何を言われようと、実は全く関係ないんだよね。僕が柿狗くんを見ていたいだけなんだから。
「こんばんはー、先日柿狗くんに産卵ごっこしてもらったわけですが、折角の産卵姿を見せられなかったのは失敗でした。今日はそのリベンジしますよー」
画面に映るのは、M字開脚で足を固定され下着姿の柿狗くん。
無地の白シャツの下は特製のボクサーパンツを履いていて、おち○ちんの形がくっきりとしていた。柿狗くん、すごいセクシー。
そして注目すべきはそこだけではない。
「じゃじゃーん、このパンツ、友人に特別作って貰ったんですが、お尻の穴の部分に切り込みを開けてもらいました」
おち○ちんからゆっくりと辿り、お尻の切り込みに指を這わす。
布の中に不自然に押し込まれていた輪っかを指にかけて、少し引っ張る。
「んあっ……」
些細な刺激に柿狗くんが声を上げた。
今日はガムテープしてないから、いっぱい声が聞けるね。
「アナルパール、買っちゃいました。柿狗くんのお尻の中には今、アナルパールが4つ入ってます。ピンポン球より小さいサイズなので、割りとするする飲み込めたかな」
柿狗くんのお尻から生えている紐には残りの4つのボールがぶら下がっている。
いつかこのボールも全部飲み込めるようになるのかな。
「んんん……ああ、はあ、はあ……」
苦しそうに喘ぐ柿狗くん、お腹ぎゅるぎゅる言ってるねえ。
急いで準備したとはいえ、この状態のままで20分くらいいるからね。
「直腸洗浄はしましたが、出しやすいように浣腸してあります。だから柿狗くんのお腹、今すごいぐるぐるしてるかな」
手をお腹に当てると、ぽこぽこぐるぐる動いてるのが分かる。結構苦しいよね、浣腸って。
「じゃあ柿狗くんも限界みたいなので、出してもらいましょうか。さあ、やっちゃって?柿狗くん」
僕は輪っかから指を外し、カメラアングルを気にしながら柿狗くんの椅子の前、カメラ正面から左に少しずれた位置に座る。
これで柿狗くんが産卵する様子、穴自体は見えないけれども産み出されるところは僕からも視聴者からも、よーく見えるね。
「もちろん生放送中に出せなかったら罰ゲームだよ」
さあ、がんばっていってみよー。
「んんっ……う、……んんんっ、はあ、はあはあはあ」
お尻周りのパンツの生地がもこっと浮き上がり、切れ目を割ってボールがちゅるんと出てくる。
一個出すのも一苦労みたいだね。
「うんうん、柿狗くん上手だねえ」
僕が声をかけると、チラッと僕を見てから目を逸らし、唇を噛んだ。
いくらおもちゃとは言え、感覚的にはうんちしてるのと同じようなものだからね。やっぱり見られながらするのは恥ずかしいかな。そんな顔が見たいから、産卵ごっこしてるんだけどね。
「ふっ……んん、うー……はあ、はあ……んんー……」
柿狗くんは目をつぶって二個目を出そうとお尻に力を入れる。そのお尻の穴が見えたら、きっとくぱあっと開いて、中のボールがむりむりとゆっくり出てくるところを見れただろうなあ。
でも生放送だしね、パンツ履いた状態のこれが限界かなあ。というかこの状態でもBANされてもおかしくないような気がしないでもない。
「んんっんっ……っく、ふ、んんっ」
なかなか苦労してるようで、二個目を出すのに時間がかかっている。ずーっと力入ってるのもよくないよねえ。
「柿狗くん辛いねえ、息吐こうか、ふーふーって」
「んっ、んっ、ふ、ふー、うう、ふー…んん、」
息止めて顔真っ赤だもん、神経切れちゃいそうでこわいよ。
それでもなんとか、にゅっと顔を出した二個目を排出できたみたい。
「はあ、はあ……はあはあ、あー……」
柿狗くんは身体から力を抜いて、椅子にだらんとする。
頑張ったからまだ残り10分もあるよ、それであと二個だから楽勝だよね。
「うわあ、汗すごいね、お腹も痛いかな?」
部屋の温度や湿度は普通なのに、柿狗くんの額には玉のような汗がいくつも噴き出ていた。
本当に出産してるみたい。
浣腸使ったからお腹のぎゅるぎゅるも増してるみたいだしね。あとでちゃんとお水飲ませないと、脱水しちゃうかなあ。
「あと二個だよ、頑張れる?」
肘掛けの上で固くしめた柿狗くんの右手を握ってあげると、柿狗くんの手が僕の手を握り返した。
柿狗くんは苦しそうに息をしながら、うんうん頷く。
「よし、頑張ろう」
「うううーーーっ……んん、はあはあはあ……ううあっく、うう、ひー、あーあー」
ずっといきんでたからね、お尻の穴が痛くなってきたみたい。
それでも、柿狗くんはグッと歯を噛み締めて三個目のボールがにゅるりと出てくる。
「よしよし、あと一個だよ」
「はあはあはあ……あー、……くっ、うあああ、んんー、」
僕の手を痛いくらい握り締めて、柿狗くんがいきむ。
あとちょっとだもんなあ。
でもなあ。
「ごめんね、柿狗くん。もう生放送終わるから」
「ああっ!!やだっあああ、やっあ」
なんとか最後の一個を出そうと頑張るけど、柿狗くんのお尻の穴は限界みたい。
意識をうまく集中させることもできなくて、泣きながら喘ぐしかできてないよ。ほんと柿狗くんて、魅せてくれるよね。
「じゃあ次回は罰ゲームです、残念だね、柿狗くん」
可愛い泣き顔で生放送が終了したから変装を外し、僕は柿狗くんの真正面に移動する。
ようやく最後の一個がにゅるりと顔を出したけど、僕はそれを指で押し戻した。
「僕が引き抜いてあげる。でも、一個じゃつまらないからね」
「やだっああっああっ」
二個、三個、せっかく排出した分は全部押し戻し、ついでに緩くなったお尻に、もう一つ余分に入れてあげる。
最後はボールの半分くらいしか入らなかったから、入り口をぷくーっと押し広げていた。
「前立腺当たってるでしょう?ちゃんと意識してね」
「ふー、ふー、はあ、はあ……」
ボールをぐりぐりすると、中を押し上げられて前立腺を刺激しているはず。
柿狗くんは眉間にしわを寄せた。
「じゃあいくよー」
ずぷっ……ずぼぼぼ。
「あああああっっ」
勢いよく引き抜いたボールに内壁を擦られ、柿狗くんの身体が強張る。繋いだままの手が僕の手を強く握る。
ボールは一個残しておいたから。
「柿狗くんイってないもんね。イけるまで、何回でもしてあげる」
「あっ……あ、やだ、やだ、」
反対側の手が僕を縋るように差し出されたから、手を重ねて握る。
小さく呟く口を塞いであげる。舌を絡めると泣きじゃくり始めた。
「大丈夫だよ、柿狗くん」
柿狗くんの左手は僕の肩を掴ませて、僕は右手でまた一つずつボールを戻していく。
お尻の穴、力入ってないね。
「お尻の穴壊れても、僕が愛してあげるから」
涙腺が決壊したみたいに泣く柿狗くんがイくまで、僕は無限産卵ごっこを続けた。
随分泣いたからね、もう寝たいとぐずる柿狗くんに口移しで水を与えてから寝かせてあげる。
しばらくはお尻ゆるゆるかもなあ。