「こんばんは、お久しぶりです。僕の方が立て込んじゃって、ちょっと間が空いてしまいましたね」
唐突に始まる生放送だけれど、視聴者はいつも来てくれる。
コメントには、待ってましたと歓迎してくれる声が多数だった。
「前回フェラチオしている僕から目を逸らさないというルールを5回破ったので、今日はその罰ゲームです。でも、ちょっとずるいルールだったかなあ、と反省しています」
どういう意味ー?というコメントがきたのでそのまま説明を続ける。
「うーん、素直にフェラチオ実況させて言えなくなったら罰ゲームの方が面白かったと思うんですよね。それに気持ち良くなったらどんな頑張っても身体は勝手に反応するものですから、前回は罰ゲームがほぼ確定していたようなもので。柿狗くんが頑張れば罰ゲームを回避することも出来るような内容にしてあげたかったかなあ」
僕の説明でちゃんと伝わっただろうか。
前回のルールは僕の個人的な願望によるところもあったし、エンターテイメント性に欠けていた。
視聴者は理解してくれたのか、なるほど、とか真面目だなー、という反応もあった。
僕は柿狗くんにはいつも真面目なんだから。
「前置きが長くなりましたが、これから罰ゲームです。事前に柿狗くんのおちん○んは勃起させて、根元とカリのところを白いリボンできつく締めておきました。これで射精することはできません。これから柿狗くんには空イきしてもらいます」
リボンのついた可愛い敏感なおちん○んを指で撫でると、柿狗くんはそれだけで身体を跳ねさせる。
今日も僕のパンツを口の中に、ガムテープで塞がれているから柿狗くんの声はくぐもっている。
柿狗くんの身体もガムテープで椅子にぐるぐる巻きにして、椅子自体も床に固定してある。いつもの足をM字開脚にしたスタイルにするのは手慣れたものだ。
「カウント5回なので5回空イきさせますが、生放送中にイききることはないと思ったので、既に3回空イきした状態です。柿狗くんも少しインターバルを置いて落ち着いたようですね」
それでも空イきは結構体力を使うので、柿狗くんは頭を背もたれに置き、終わりのないような快楽に身を震わしていた。
強すぎる快感への、恐怖と享楽がない交ぜになった顔だ。
「それじゃああと2回、頑張ろうね柿狗くん」
僕が声をかけると、柿狗くんは諦めたように、はたまたこれから来る悦楽に耐えるためか、目を固くつぶった。
柿狗くんの仄暗い瞳には、僕のことだけをじっと見ていて欲しかったなあ。
僕はローションを柿狗くんのおちん○んにたらりとかけて、それを指に馴染ませながら竿を擦り始める。
柿狗くんの鼻息が荒くなる。どんなに身体が辛くても、快楽には逆らえない。
時折亀頭を指の腹で撫でつけながら、絞り上げるように竿を上下に擦る。
ぎちぎちに勃起しているおちん○んを縛り上げるのが穢れのない真っ白なリボンで、その不釣り合いな様が滑稽で愛おしい。
おちん○んの先端からはカウパーと滲み出た精液が混ざったような、とろりとした汁が零れていた。
それでも、尿道を駆け上がってはリボンで確実に塞ぎ止められて、解放される悦びは少なくともあと2回イくまで得られることはない。
今日の制約はー?というコメントが来て、そういえば説明してない事に気付いた。
「すいません、今日は特にルールなしです。なので次回も罰ゲームはなしです。空イきするのに全神経もっていかれてしまうと思いますので。不甲斐ないです」
僕が言うと、コメントはそんなことないよー、次回に期待と慰めてくれた。
中々企画を立てるのって難しいなあ。
実際生放送を始めたのも衝動的なものだし、罰ゲームも次回に繋げる口実に過ぎなかった。回数を重ねて来られたけれど、どれも行き当たりバッタリだもの。
「あ、柿狗くんイきそうですね」
身体を固くして、うーうー唸っている。
僕は擦る手を早めて、大きく育った玉も刺激してあげる。ひゅんと玉が引き上がって、柿狗くんの身体はびくんと大きく跳ねた。
「ぐっひ……ひっ……」
引きつけを起こしたように身体中を震わせる。よし、上手く空イきできたみたいだ。
白目をむいて、意識が飛びかけているようだけれど時間もないし、そのうち刺激で戻るだろう。
そしてまた意識を飛ばすんだな、と思うもと不毛で笑えた。
「柿狗くんトんじゃってますがこのまま続行します。あと一回がんばってねー、柿狗くんー」
声をかけながら、またおちん○んを上下に扱く。さすがに5回は辛いだろうな。
射精はしていないのに、萎えてしまいそう。最後だからいっそ、舐めてあげよう。尿道刺激されるのも好きみたいだし。
リボンが解けるといけないから先端だけ咥え込み、舌先を尿道にぐりぐり捻じり込むと、柿狗くんが呻き声のような喘ぎ声をあげた。
コメントではあと5分を報せてくれている。
これ、もし生放送中に終わらなかったら僕が罰ゲームを受けるべきだな。企画者として失格だもの。
若干焦りを覚えつつ、じゅぱじゅぱと音を立てて先端に吸い付きながら、扱く手を早める。
玉も揉みしだき、快楽責めにしてあげた。
「うっ……う……っっぐ、う、う、う、」
きつい責めに柿狗くんが声を上げた。ごめんね、今イかせてあげるからね。
柿狗くんの脚がビクッと震えた。
よしよし、いいぞ。
僕はリボンに気を遣いながら、柿狗くんのおちん○んを全部口に含み、頭を上下に動かした。裏筋を舌で舐め上げ、それを応用に指で扱きあげる。
「うっううっっっ」
イっけええええー!少年漫画並みの熱意で、柿狗くんを追い詰める。
びくんっ、びくびくっ。
僕が口を離すと、柿狗くんの身体は大きく跳ねて、最後の空イきを果たした。
やり切った。
僕がそう思って画面を確認すると、生放送は既に終了していた。
ああ、やってしまった。
失望感に襲われながら、柿狗くんを戒めるリボンを解いてあげると、溜まっていた精子がどろりと零れ、追っておしっこが放出される。
やっぱり柿狗くんにはおしっこが一番似合うと思った。
終わり