73電極

 床に打ち捨てられたパンダのパジャマが可哀想。
「ねー、柿狗くんもうパンダさん着ないの?」
「着ない」
 枕を抱えてむぎゅーっとやってる。
 やっぱりパンダを着なくても柿狗くんは可愛いなあ。
「お前着れば」
「へ?」


「こんにちはー、今日は僕がパンダさんでーす」
 柿狗くん、一度言い出したら聞かないんだもの。おかげで僕がパンダのパジャマを着ることになった。
 コメントにはおおおー?!とか書かれている。うーん、恥ずかしいなあ。
 身長は柿狗くんと変わらないのだけれど、柿狗くんは華奢だから。僕はもう少し普通の体格だから、結構ぴっちりサイズなんだよね。
 さすがにフードは被らず、いつものニット帽とマスク、伊達眼鏡はつけている。
「今日は柿狗くんのおち○ちんに電極入れるよ。さすがにあんまり動かれると危ないから手足は縛っておきました」
 画面には柿狗くんの胸から上までしか見えないけど、下は下半身裸でM字開脚させている。
 つつ、と内股をなぞると柿狗くんは小さく呻いた。
「じゃあ早速電極入れるね」
 海外では尿道用電極が売っているらしいけど、輸入してる店舗はそんなにないみたい。
 古佐治に頼んだら丁寧に手作りしてくれた、手製電極だ。挿入部分は金属棒にコーティングとカラーリングまでしてある。
 太さや長さは今まで使っていた尿道バイブとほとんど変わらないくらい。電極ほお尻のところに電源に繋がるコードが付いていて、少し重みがかかるけど平気かな。
 電気を流す機械も古佐治が用意してくれたから、ほんと至れり尽くせりだ。
 萎えた柿狗くんのおち○ちんを握って支え、先端に電極をあてがう。緊張して、柿狗くんが息を呑む。
 尿道責め自体は何度もしてきたけれど、電気刺激は初めてだからね。電極と亀頭にしっかりローションを塗りつけて、焦らすようにぬるぬると擦り付ける。
 ちゅぷん、と苦もなく飲み込まれる様子はなんとも卑猥だ。
「ん……」
 柿狗くんは目をつぶり、小さく声を漏らす。少し重みがあるから、違和感が強いかもね。
 萎えたおち○ちんは電極を半分くらい飲み込んだから、そろそろ電源入れようか。
「じゃあ電気流すけど、弱いのだから安心してねー」
と言っても結構緊張してるね、もう泣きそうな顔しちゃってる。
 がんばれ、柿狗くん。
 カチン。
「うっ……んんっ……く……うあっ」
 微弱な電気が一定のタイミングで流れると、それに合わせて柿狗くんの身体がびくんと跳ねた。
 おち○ちんはゆるゆると勃ち上がっていく。痛くはないみたいだ。
「どう、柿狗くん」
「あっ……ああ……んっ……ううっ……あ……」
 柿狗くんは眉間にしわを寄せて、刺激に堪えるので必死みたい。もうちょっと深くまで入るかな?
 電極を押し込んで、前立腺を刺激してあげようね。
「あああっ……くっ……ううっ、だ、……っあ、っっああっ」
 びしゅっ、びゅしゅびゅしゅしゅ。
 電極の隙間からおしっこを漏らした柿狗くん。イくより尿意の方が勝っちゃったみたいだね。
 自分の意思じゃどうにもできないのか、電気が流れるのに合わせてびゅっびゅっとおしっこを漏らす姿なんて憐れで最高に可愛いよ。
「気持ち良さそうだねえ、柿狗くん。このままイけるまで電気流してあげるからね」
「やっだ、ああっ、も……んんっ、……はっ、……ああっ……」
 少し電流を強めてあげると頭を背もたれに仰け反らせて喘いだ。お尻の穴がひくひくしちゃって、お尻用の電極も作って貰えばよかったな。
 尿道側からと直腸側からと、電極で挟んで刺激してあげたら咽び泣いて喜んだだろうなあ。
「ああっ……っ……あっ……っ……」
 びゅる、びゅびゅ、ほとんどお漏らしみたいな形で射精する。射精して身体を弛緩させたけれど、すぐに電気が流れてまた緊張させている。
「気持ちいい?柿狗くん」
 精液はいっぺんに出ずに、おしっこみたいに少しずつ出てなかなか止まらない。
 柿狗くんは荒い息をして長い射精に目をとろんとさせた。
「あ……あ……」
「気持ちいい?答えてよ、柿狗くん」
「や……とめ、て……んん……あっ……は……ああ……」
 もう限界みたいだね。カチンと電気を止めても、しばらく柿狗くんの身体はビクンビクンと跳ねている。
「んあ……や、あああ……」
 力なく呻いたあと、お尻の穴からうんちがむにむにとこぼれ出る。泣く体力もないのか、とろんとした目でうんちを見つめて顔を顰めた。
「電気で身体中ゆるゆるみたいですね。それじゃ今日はこのへんでー」

 生放送が終わり、柿狗くんの拘束を外すと柿狗くんが僕にしがみつく。まだうんちが残っていたのか、止められない柿狗くんはそのままちょっとずつ出していく。
 普通排泄なんて人に見られない事を、柿狗くんは僕にしがみつきながらしちゃうんだから、愛しく思えて仕方ないよね。
 柿狗くんの汚いものも全部含めて好きだよ。ちゃんと伝わってるかな。