3/9 金曜日 曇り

 熱はまだ微熱ではあるが大分下がったし、昨日脅されたし。
 学校に行って授業を受ける。授業と言ってもテストを返されるくらいで、新しい事は特に学ばない。
 午前授業が終わって2年に呼び出された。
 昨日のメールの奴ら。3人組、まさに不良の容貌で、苦手でしかない。近よりたくない。
 その3人の誰かの家に連れ込まれ、夜までヤり続ける。
 こうなるのは知ってたけど、ああ、もう、じゃあどうしろと?

 行為はほとんど痛みでしかない。たまに気持ち良くなることもあるが、本当にまれだ。
 堅く閉じた肛門を無理矢理押し開いて、お前らだってキツい筈なのに、それでもめんどう、の一言で慣らす事はなかった。
 俺もめんどうで、どうせ血が潤滑油になるし別にどうでもいいと、いつも思う。それは、諦めと言うのか。
 最近は気持ちよくなる事が増えた。
 俺が変わったのか。犯り方が変わったのか。
「強姦されてるのに勃たせてるのか、淫乱」
 罵倒され、強く握られ、扱かれ、イかされる。満足気なソイツに笑えた。

 死ぬときは気持ちいいのかな。痛くて泣くかな。今までの全部の痛みと比べたらどっちが痛いだろう。
 ぽつん、ぽつんと湧き上がる考えに笑えた。
 くだらない事に笑えた。自分が滑稽でたまらなくなった。

 病気が徐々に広がる。痛みを伴わず、誰にも気付かれず。